うつ病の不安の一つ「周りの目」について知るべき一つの事

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うつ病になると、様々な不安が出てきます。今後の人生や金銭面など。特に人間関係が不安になることが多いと思います。私は、人間関係が一番大きかったですね。

うつ病という「精神病」は人によって偏見があるものです。一昔前なら、差別されてもおかしくなかったもの。そんな過去があるため病気になったら真っ先に不安になるのが周りにどう思われているかではないでしょうか?

「できるなら隠したい」、「できるなら内々で処理したい」、「知られる人は最小限に抑えたい」と強く思っても、症状が強くなり生活が破綻しているから付けられる病名です。周りに知られるのは避けられません。特に、ギリギリまで頑張ってどうしようもなくなった人ほど休むことに専念するため組織から離れることになります。社会人なら休職、学生なら休学ですね。そうなれば、おのずと人伝いに病名は知られることになります。

また、うつ病の治療は適切なサポートが必要な部分が大きいです。知られずに治そうとすると要らない所で無理をしなくてはいけなくなり治療に専念できない場合があります。そう考えれば知られてしまうことは必要な事柄なのです。

今回は、「うつ病を患ったと知られることで周りがどう変化するのか?」という点を体験談を交えながらご紹介します。

これを知ることで「うつ病を患ったと知られても大丈夫」と知り、治療に専念して欲しいと思います。

うつ病大不安の一つ「周りの目」。結果から言うと「親しい人達のあなたを見る目は変わりません」

あなたがうつ病を患って最初に思う不安。「周りの人間が離れていく」というこの思考。ハッキリ言いますが、これは十中八九外れます。あなたと仲の良かった人は、何も変わらずあなたと仲良くしてくれるでしょう。

私の場合は、ほぼ変わることはありませんでした。むしろ、自分が勝手に距離を置いたことで疎遠になりかけた人は沢山います。自分から距離を置かない限り、人が離れていくことはありません。

ここからも、わかる通り「うつ病になった」といって「偏見で」距離をとる人は親しい人にはいません。今までのあなたの人柄をそのまま引き継いで考えてくれます。「ゆっくり休め」「無理すんな」「なんでも頼ってこい」そんな優しい人が多く労ってくれる人が多いでしょう。だから、まず安心して欲しい。人は勝手に離れていきません。

不安を大きくする「自分自身のうつ病の認識より、休むに対する認識が問題」

私は、離れて行かない友人に質問したことがあります。「なぜ見捨てないのか?」と聞きました。友人の答えは簡単でした「見捨てる必要がどこにある?」。

これは、当時の私には理解できない現象でした。組織から離脱した人間を優しくしてどうするのか?と思っていたからです。病気になり会社に行けず結果を出せない。傷病手当という制度のおかげで給料の6割をもらっているが、働いている訳ではない。「組織から脱落した人間」には勿体無い待遇でしたから。

焦って治そうにも、休めばすぐ治る病気ではない。早くても3か月~6か月休む必要があり、その後も即戦力としては働けないという医者からの言葉を聴いて「終わってる。これは見捨てられるな」と強く思っていました。価値のない人間だと強く思っていたんです。

その事を友人に訪ねると、不思議そうな顔をしながら「もし俺がうつ病になったら、お前はそうやって見捨てるのか?」と質問されたことは忘れもしません。

私の答えは簡単でした。「いや、見捨てない」。そう、これが普通です。こんな普通の事を考えられなくなるのがうつ病の症状の一つなのです。自分の価値がゼロどころかマイナスになっていると思っています。現に働けなくなっているのでゼロはゼロです。しかも、働いてないのにお金がもらえるのでマイナスと言えばマイナスです。しかし、今後治療が進み戦力として戻ればマイナスではありません。また、今まで積み上げた結果が消えている訳でもありません。今まで積み上げた結果だけを見ても価値があるのです。

休むことにより自分の価値がないと実証し、認識していると「周りの目」が強く気になります。それはうつ病を患ったという視点より「今休んでる」という認識の偏りが生むものです。その認識は治療に悪影響を及ぼします。休むことが許されているのであれば、休むことで治療に専念しましょう。

 

不利益を生む「うつ病患者への接し方、扱われ方。そして患者自身の不安から生まれる誤解」

基本的にあなたに影響力がある人は「親しい人間」です。その親しい人たちは上記で説明したとおり離れていくことはありません。しかし、注意しなければいけないのは、そのような人々もうつ病を患った人間とどう関わっていいかがわからないという事実です。

かなり大事に思ってくれる人ならばうつ病について勉強してくれることでしょう。ですが、同じうつ病でもケース・バイ・ケースであり教科書通りの対処をしても患者からはマイナスのイメージしか生まれない場合があります。それは、うつ病患者の心理的状態と親しい人の接し方・扱われ方が適していない状態で頻繁に起こります。

では、どうすればいいのか?と思いますが、これに対しては決まっている方法はありません。うつ病患者と親しい人でコミュニケーションをとりつつ、修正していくしかないのです。ここで、伝えて欲しいのは「あなた必要な人ですよ」ということ。うつ病を患うと自分の存在がマイナスに感じます。それを増長させないためにも「あなたは必要な人ですよ」と伝えることが重要です。

このように行き違いや勘違いはかなり生まれやすい状態なのを忘れてはいけません。よって、うつ病患者自身は「自分の存在を全力で否定する症状がでる」と強く認識しておかなければなりません。そうする事で、些細な行き違いから不安を大きくすることはありません。良い面を見ずに悪い面しか見えないのはうつ病の症状です。その症状で、大事な人たちが離れていくと錯覚してしまうことがあります。しかし、それは「錯覚」だということを忘れないでください。

あなたの不安を大きくする「あなたと親しくない人の言動について」

と、ここまであなたに重要な親しい人について説明しました。では、親しくない人はどうなるか?について説明しましょう。

実は、この親しくない人たちも基本は親しい人達と変わらず「今まで通りの関係」になります。あったら挨拶して、必要があれば話してくるし、暇があったら遊ぼうかと言ってきます。なんにも変りありません。

時たま嫌味を言ったり攻撃的になる人がいますが、そういう人はあなたがうつ病にならなくても攻撃的な人たちです。なので、結局うつ病になってもならなくても関係性は変わりありません。うつ病という格好の的があったから攻撃してきただけです。

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不安を抱いてるうつ病患者だけでなく苦しい思いをしている周囲の大事な人

とはいうものの、周りの目が気になり四面楚歌になったような気分を味わっている貴方にとって、上記のような説明は信じられない事でしょう。私自身も、周りの反応は変わっていないと思おうと思っても、疑心暗鬼になり疑ってかかっていました。私は周りの人間から嫌われてしまったと思い、距離を大きく開けていた時期があります。それは、前の会社を辞める直前まで信じていました。だから、あなたが今、周りの人々にどういう風に思われているか心配している気持ちもとてもよくわかります。

周りの反応をみて、周りに必要ないように扱われていると思うかもしれません。しかし、それは人々がどうしていいかわからず悩んだ結果そうなってしまった場合があることも知っておいてください。

私がそれを知ることが出来たのは退職直前に送別会を開いてくれた二つのグループの存在です。それは、同部署のグループと同期グループでした。送別されるような立場でないのに送別会を開くということは何か言いたいことがあるのかと勘ぐって出席した会でした。

結果、言いたいことは非難の意見ではありませんでした。

  • 何もしてやれなくてすまない。
  • 何かもっと良いフォローをしてやれなくてすまない。
  • 力になれなくてすまない。
  • お前は大丈夫だ!何かあったらすぐ連絡しろ
  • お前はいつまでも俺たちのチームだぞ
  • ・・・etc

もう、謝罪と熱いエールの嵐でした。驚きですよね。実は、どうしていいか分からずにもどかしい思いを周囲はしていたのです。何かしてやりたいが、何もできない。どう接すればいいのかも分からない。ただただ、悩んでいたそうです。できた事と言えば、私の事を非難する人間に文句を言ったり、やめさせたりすることくらい。かなり心苦しい思いをしたそうです。

そして、気づけば私が内々で退職の手続きを進めていた物だから、謝罪の気持ちが強くなったと言われました。

もう、泣きました。謝るのは俺の方だと。すまないと何度も言いました。大の大人が大勢で泣いたのは私の人生でこれが最初で最後です。

だから、あなたには早めに気づいて欲しいと思っています。周りの人間は、あなたが思っている以上に大切に思ってくれています。でも、どうしていいのかわからないんです。それは、あなたが苦しんでいるのがわかっているから尚更、どうしていいか分からないんです。

そんな状況をあなたは嫌われたと思うかもしれません。離れて行ったと思うかもしれません。でも、実際は違うということを知ってほしいと思います。

うつ病を患って周囲との関係が一変する人の特徴

ただし、一つ注意して欲しいことがあります。それは、「うつ病なんだから何でもしていいんだ」と思わないで欲しいということです。

うつ病の症状は辛く苦しい物が多いです。体は動かなく、思考はネガティブばかり、被害妄想が肥大して、行く末も不安だらけ。そうなると攻撃的になったり、不平不満をぶちまけたくもなります。それはそれでしょうがないのですが「うつ病なんだから、しょうがないんだ。お前ら受け止めろ」と考える人が時たま居ます。

そういう人は周りの人間が離れていきます。なぜなら、周りの人間は自分を守るため、距離を置くようになるからです。これはうつ病が原因で離れるというよりも、元々の性格が災いしている部分が大きいですが、、、、そのような人は、最初から人格者が周りにいないことも多く、人は離れていくことでしょう。

 

まとめ~うつ病を患っても変わらない。変わったしたら、それはうつ病が原因ではない~

体験談を交えながら説明してきましたが、誤解してほしくないことは私は人格者ではありません。そこら辺の普通の男です。俺はこんなに立派だから、周りにも惜しまれたんだぜって言いたい訳ではないのです。送別会体験のような状態になったのは私が良い人であったのではなく、周囲の品格が非常に良かったのが一番の理由です。彼らは素晴らしい人々です。そういう人に巡り合えた私は運がいいと思います。

結局、うつ病になって関係性が悪化する人々は、病気云々に関わらず、いつかは離れる人間だったという要因が大きいです。よって、うつ病になったから離れていくわけではないのです。

気づいてないだけで、貴方の周りにも大事に思ってくれる人が大勢います。うつ病の症状が強いとなかなか気づけませんが、あなたの気にしている周囲は思っている以上に暖かくあなたをサポートしようとしてくれています。

その事実を気づければ、不安は小さくなっていくことでしょう。要らない不安は小さくし、治療に専念できるようにしましょうね。

何より、忘れないでほしいことは「うつ病になったからと言って人間関係が変わることはない」とうことです。

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著者:モン介

雪の降る地域に住む、のほほんマイペース男子。 寝ることが好きで布団が親友、でも、気持ちい日差しも親友です。 うつ病に苦しみながらも、様々な人の力を借りて何とか克服。 現在は楽しく毎日を過ごしています。そんな経験が同じような苦しみを持つ人の力になれるよう活動します。

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