2015/11/28

うつ病を患った人との関わり方。絶対守って欲しいたった一つの事

momizi

あなたの大事な人がうつ病になってしまったのはとてもツラいことです。いつも元気でステキだった人が日を追うごとにくらく無表情になっていく。これはまずいと思った時には病名がついており、どう接していいか分からない。

何かしてあげたくてもうつ病について調べれば調べるほど何をしてあげればいいか分からない。大事な人が苦しむ前にもっと何かしてあげれたのではないかと考え込んでしまい焦っていることでしょう。そんなあなたに贈る、大事な人がうつ病をわずらった時、あなたが一番守って欲しいことをお伝えします。

うつ病患者との接し方で絶対守るべきことは「あなた」

単刀直入に言いましょう。「あなた自身を大切に思ってください」。

何を言っているのかわからないと思います。あなたはうつ病を患った大事な人を助けたい!という思いでこの記事を読んでいるのですから。それなのにうつ病患者ではなくあなたを大事にして欲しいとはどう意味なのか。はっきり言って呑み込めないのが普通です。

ですが、これは私の経験から最も重要なことだと思っています。今のあなたはうつ病を患った「大事な人」の事しか見えていません。そのような前のめりな状態では最悪な状態へと足を踏み入れてしまう可能性があるのです。それを防ぐためにも順を追って説明していきます。

うつ病患者より「あなた」を重視することが大事な理由

何度もいいます。あなた自身を大事にしてください。それを守らない事にはうつ病患者と関わったり接したりするのは良くありません。それには理由があります。なぜなら、最悪なパターンとは共倒れの状態になることです。

あなた自身はうつ病患者にとって大事な存在であり、必要不可欠な人です。共倒れしてしまうと、その先には不幸が待っています。

うつ病治療にとって「あなた」は大切な存在

うつ病を患うと、必ず治療をする必要があります。元の元気な姿に戻ってもらうためには適切な治療が必要です。治療の方法は薬物治療や心理カウンセリングを利用した精神療法など様々な方法があります。ですが、治療手法は違えど、全ての治療において支援者の有無は重要な要因となってきます。うつ病患者を支える人がいるかいないかで治療効果は全く違うのです。

うつ病を治療するには支えてくれる人が最も重要

なぜ、支えてくれる人が必要なのか。それは、うつ病の症状の一つである「悲観思想=すべてを悪いほうに考える」が問題だからです。うつ病を患うと自分の存在意義なくなるどころかマイナスになる様に感じてしまいます。

私は必要のない人間である。存在して申し訳ありません。

こう考えてしまいます。これは大げさに言っている訳ではありません。心の底から、そう思ってしまう症状が出るので重症化すると命の危険性すら出てきます。

この偏った思考を矯正するためには薬物治療だけではなかなか難しい部分があります。そのため、心理カウンセリングをとおして医者や心理士などからアドバイスをもらいながら症状の緩和を行っていきます。しかし、あかの他人から「あなたは大事な人ですよ」、「あなたは必要な人ですよ」と伝えられたって本当のところ信じられません。

そこで大事になってくるのがあなたの存在です。うつ病患者にとって大事な人の助言の力は絶大です。何よりも信頼性の高い情報となり患者の偏った思考にシゲキを与えてくれるのです。

さらには、うつ病を患う前の姿をよく知っているのもあなたでしょう。病に伏してからであった医師やカウンセラーでは元々どのような人だったのかは患者本人の話からイメージして知ることしかできません。ですが、このイメージというものが客観的に伝わらない。だから、信じれない心が出てきます。そんな場合では、あなたの存在は重要となってくるのです。

客観的に患者がどのような人間だったのか。どこら辺が病気によって偏ってしまったのかを冷静に伝えることができ、治療にとって有益な情報を治療者に提供することが出来ます。

長期的になる治療は負担が大きく、無理は続かない

このように、貴方の存在は考えているよりもかなり重要です。ですが、そんな簡単に治療はすすみません。はやくても半年。一般的に元の状態に近いくらいまで回復するには数年の歳月が必要です。

その期間の中にはうつ病患者の症状が悪化してあなたの負担がおおきくなってしまうことも起こります。

そのような中で患者中心に全てを考えていたら、どんな屈強な人でも耐えることができません。いつか限界が来てしまうのです。あなた自身を大切にできる状態を確保できる距離で患者と関わる必要があります。

もし仮に、これを見失って関わっているといつか助力を投げ出してしまったり、苦しさの余り大事な人を大事な人とは思えなくなってしまいます。このような状態になってしまえばうつ病患者の症状は悪化してしまうことがありますし、何よりあなたにとっても大事な人が一人いなくなってしまうことになってしまうのです。

そうなる前に、まずあなた自身を大事にすることが重要です。

うつ病というものは伝染する可能性がある

さらに、誤解を恐れずいいますと「うつ病は伝染します」。

これは一般的な風邪のように空気感染したり、傷口にウイルスが入り込んで急激に症状が出るような伝染とは違います。また、医学的にうつ病の原因は「脳の神経伝達物質不足」とされていますが、同じ空間にいるから脳に影響がでてうつ病になるという訳ではありません。

ただ、うつ病をわずらっている人が発する強烈な負のエネルギーを一心に浴び続けると支援者もマイナス思考になりやすくなります。それが悪化していくとうつ状態になってしまうのです。

うつ病が持っている負のエネルギーは侮ってはいけません。信じられないほど強い力を持っています。

もっと具体的に説明しましょう。

うつ病を患うと、症状の一つとして自分を攻撃し続ける「自責」という行為を頻繁にするようになります。しかも、それが極端にかたよっており近くであかの他人が泣いていることまで自分の存在が悪いと思ってしまうほどです。

そのような自分自身の攻撃が続くと、患者の口からでてくる言葉も攻撃的なものか、自分を責めるマイナス的な発言が多くなってきます。

  • 私は必要のない人間で迷惑ばかりかけている。
  • 生きている価値のない人間だ
  • 何もできなくなってしまって、自分の価値が消えた。もう存在も消した方が良い
  • 生きていても自他ともにメリットがない

などなど、羅列するだけで強烈な負のエネルギーを発しているのがわかりますよね。このようなキーワードを毎日、何回も聴き続けていると支援者の精神衛生上も苦しくなるのが容易に想像できるかと思います。

しかし、この症状やグチなどの負のエネルギーはうつ病患者が好んで発している訳ではありません。自分自身の中で大量に処理しているにも関わらず漏れ出してしまった「かけら」の部分が外に出ているのです。

漏れ出た部分でこんなに強烈なのかと驚く人もおおいでしょうが、事実です。

実際に陥ってみないとわかりませんが、絶対に皆さんには体験してほしくないものです。そのため、想像だけでいいので辛い思いをしていて頑張っていても漏れ出てしまっているのだな。と認識してもらえるとうつ病患者も支援者にとっても有意義に関係を保てると思います。

kareha

絶対に陥って欲しくないうつ病患者と「あなた」とのドツボスパイラル

このように、あなた自身を大事にして適切な距離を保ちつつ、うつ病患者中心でなくバランスのとれた日常を送ることが何より重要になります。あなたはとても優しい人でしょう。苦しんでいる大事な人のために何か小さいことでも力になろうと必死に頑張ってくれる人だと思います。

しかし、うつ病の持つ強大な負のエネルギーは真正面からぶつかっては勝ち目はありません。強力な力は柔軟な姿勢で”いなす”ことが重要です。武道の世界にも剛には柔で対処せよ。という考えがあります。うつ病の治療はその考えを存分に取り入れる必要がありますね。

絶対に陥って欲しくないのは、あなた自身もうつ病を患ってしまう事。

そうなってしまえば、大事な人もあなたも救われません。まさに共倒れ。ドツボのスパイラルです。お互いが発するうつ病の負のエネルギーで悪化の一途をたどります。そうなれば、他の支援者を探さなければいけなくなります。

そして、その新たな支援者も自分を大事にしなければうつ病が広がってしまうのです。

それを防ぐために、あなたは自分を大事に守れることを優先しなくてはいけません。

まとめ:うつ病にとって「あなたの存在」が最も重要である

ながながと書きましたが、うつ病をわずらってしまった大事な人にとって希望の光なのはあなたです。苦しみの中、大事に思ってくれる人がいることは生きる力になり、治療を前に進めるパワーになります。

その大事な人が自分のせいで不調に陥ってしまえば、苦悩する事は間違いありません。それを防ぐためにもまずは自分を大事にして欲しいとおもいます。

うつ病の治療は長期化するものです。そのさなか、「あなたは大事な人です」「あなたは必要な人です」と思ってくれる人の存在は本当に重要なのです。

その為にも何度も言います。まずはあなた自身が元気で笑っていてくれることが良いかかわりを生むのです。

何よりも守ってほしい。あなた自身を大事にし、そこから生まれる小さい余裕を患者に分けてあげてください。

 

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著者:モン介

雪の降る地域に住む、のほほんマイペース男子。 寝ることが好きで布団が親友、でも、気持ちい日差しも親友です。 うつ病に苦しみながらも、様々な人の力を借りて何とか克服。 現在は楽しく毎日を過ごしています。そんな経験が同じような苦しみを持つ人の力になれるよう活動します。

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