発達障害は治る?治るというより適応するに近いという話

悩んでキーボードに顔をつけながら画面をみる美少女

最近、様々な場所で話題にのぼる発達障害。うつ病の要因にもなる大人の発達問題は当事者にとっても大問題なものですよね。ただ、正しい知識が広まっていないのも事実。言い訳や逃げ、甘えととらえられ辛い思いをしがちです。

そんな発達障害について説明していこうと思います。

発達障害は治るのか?

今回、この記事を書こうとしたのは毎日新聞の「元Jリーガー 発達障害児のためのデイサービスを開設」を読んだからです。内容を要約すると

元Jリーガーの相馬 崇人(そうま たかひと)さん35歳が運営しているキッズスクール「そうまハウス」にて発達障害と診断された子ども達が改善したケースが出てきているというお話。その功績が認められ、神戸市から児童福祉法に基づく自動発達支援事業の指定を受けて、保育園などの他の施設と連携して子供の個性に応じたカリキュラムを作成する事業を拡大するそうです。このキッズスクールは脳科学を用いた教育法を使っているという特徴がある。

って感じです。で、この記事で気になったのは

この5年間、2~9歳の100人以上に接する中で「発達障害」と診断されていた幼児が改善して「健常」と診断された子供が数人現れたという。
毎日新聞の記事ページ
Copyright 毎日新聞

の部分。

これ嘘ではないですし、素晴らしいことなんです。しかし、発達障害というものを知らいない人がただ見ると「発達障害は治るもの」と思われがちですので補足していきたいと思います。

子どもの発達障害について

今回の毎日新聞の記事において取り上げられているのは「子供の発達障害」という部分です。子供の発達障害の場合は、特別支援教育などの専門的な教育をすることによって問題行動や発達の偏りが改善されることが多いです。

ただ、治ったというよりは劣っていた部分が改善したり、できなかったものができるようになり、健常的な人たちとなんら違いない状態になっただけで個性的な部分は残ります。

こういう話をすると「やっぱ変わってるのか」とか「変な奴は変な奴だ」と差別しだす人がいますが、いわゆる個性という部分ですので勘違いしないでください。

人間の脳は同じように見えて、人それぞれ違う特性があります。その中で、すこし個性が強い部分がでているのが発達障害です。そして、その個性のせいで日常生活に支障が出て困っているだけなんですね。その個性をしり、適応すれば問題はないのです。

こういってもバカにしたり、差別する人がいますが、そういう人は「人を馬鹿にする個性が吐出している変人」と私は言い返します。「うん、お前が変なだけでこっちは普通」なんです。そうやってバカの中で生きていけばいいと思います。目には目を歯には歯をです。ちょっと脱線したので話を戻します。

個性とのつきあい方を見つけれた人

このように自分の個性とのつきあい方を見つけれた人は発達障害と診断された後でも「健常」となる場合があります。これが、今回の毎日新聞の例ですね。

そして、こういうケースは結構多いです。小学校などで発達障害とわかっても適切な教育や支援を受けると日常生活に問題がなくなっていくんです。そのため、昔は子供の発達障害は大人になるころにはなくなるといわれた時期もありました。

ただ、全ての人たちが改善するわけではありません。必要な支援や教育をうけても、どうしても日常生活を送るのが難しい場合があります。それを知らずに「子供の発達障害は治るもんだ」といわれると、当事者も親たちもかなり辛い思いをしますので注意してほしいとおもいます。

何か配慮しろとか、受け入れろとか、何かしてとかは言いません。ただ、そういうケースがあるということを知っておいてください。余計なひと言で心が張り裂ける思いをする人はかなりいます。ただ、もし余裕があるなら、そういう個性なんだと知り、その子のためになることをして欲しい。その子を支えている人達を支えて欲しいと思います。

発達障害は様々な種類がある

日常生活に支障が残ってしまう理由には発達障害の種類にもよりますし、状態にもよります。発達障害は色々なものにわかれています。

  • 汎用性発達障害
    • 自閉症
    • アスペルガー症候群
    • トゥレット症候群
  • 学習障害(LD)
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)

と簡単にあげてもこれだけあります。そして、同じ障害や症候群でも状態は様々なんですね。だから、一概に言えない部分があり、改善するかどうかも人それぞれです。

僕は注意欠陥多動性障害の傾向があった

実際に、僕も注意欠陥多動性障害(ADHD)の傾向がありました。ただ、正式に診断されてはいません。その懸念があるといわれたようですね。親が。

思い返すと時間を守るのが僕は苦手でした。子供の頃は外に遊びに行くと日暮れになっても帰ってこないわんぱくちゃんでした。余りに時間を守れないので腕時計を買い与えられたのですが、時間を守れません。

時間を守れないので怒られるんですが、私が習得したのは腕時計の時間を変更する方法でした。家に帰ると「いや~~腕時計が壊れてたみたい~~」ってシレっというんですよね。

ほんとトボケタおこちゃまでしたね。もちろん、そんな言い訳が通じる訳なく怒られるんですけどね。ただ、怒られても遊んでる時はどうしても時間のことを忘れてしまうんです。過集中といわれるものなんです。一度やりはじめたら他のことが気にならなくなってしまうんですね。

ですから、気づいたら日暮。帰ったら怒られることがその時気づくんです。なんど注意して気にしても時間を忘れてしまうため、僕は怒られない様にいつも時計の時間を変更していました。

意識して覚えたわけではありません。必死にどうにかしようと思っていたら、なぜか時間の変更方法を身に着けていたんですね。今考えても笑えますよね。バレバレだっつの。このように改善方法がちょっと違う方向に行くのも特徴です。

結果、怒られ外出禁止になることが多かったです。自然と時間を守れる人が不思議だった幼少期でした。普通の子だったら時間を守れる方法を考えるんですよね。ですが、僕は遊びに集中するとすべて忘れてしまうため、どんな対策をうっても改善されなかったんですね。

また、僕は多弁で良く怒られることがありました。知らない人にも平気で話しかけるし、授業中も話し続けるので良く怒られていましたが、話すのが好きだったのでやめませんでしたね。これも、多動の一種ですね。

じゃぁ改善したのかといえば改善しました。時間厳守のケースは、周りの人間全てに僕には門限があると周知し、時間を過ぎそうになったら教えてもらうようにしました。授業中の多弁は、席を一人の場所に移してもらい、強制的に話せない状態にしました。知らいない人に話しかけるのは、思春期になり自然と治まりましたが、今でも面識ない人と話す時にあまり抵抗はありません。

このように特徴は大人になった今でも残っているんですね。ちなみに過集中でいえばTVゲームなどは黙っていたら8時間9時間やることができていました。親は呆れていましたが、これはこれで能力の一つですよね(苦笑)

大人の発達障害はちょっと事情が違う

このように子供の発達障害はあるていど適応できることを説明しました。ただ、忘れてはいけないのは特徴は残るということです。僕の場合もそうですね。

この特徴が残っている部分が大人になったときに問題化するのが大人の発達障害です。特に昔は大人になると改善されるものといわれていたこともあり、苦労する人は多かったそうです。

そして、この場合も対処方法や適応方法でいいものがあれば改善することはあります。ですが、大体の人がすでに色々な適応方法を試しているため劇的に改善することはほとんどないんですよね。

ですから、大人の発達障害を子供の発達障害と一緒にしてしまうと事態が悪くなってしまうんです。ましてや、先の記事のように「発達障害だった人が健常状態になる」という情報だけ一人歩きし「治してこい」なんて言われることもあると聞きます。

今までも問題なかった人も注意が必要

また、子どもの頃に問題が表面化しないで大人になって直面する人もいます。その人は、突然発症したと思われがちですが、「気づかれてなかった」というのが正しい認識です。

大人になると複雑な問題や人間関係に入らなければいけないことも多いです。そういう状態になると個性が合わせられずに調子が悪くなったりしてしまうんですね。

ですから、発達障害は後天的になるなんて思っている人もいますが、これは間違いです。発達障害は先天的な脳機能の偏りのことを指します。

個性が強いことは強みだったりもする

ただ、発達障害は悪いことばかりでもありません。なぜなら、偉業をなしとげたひとでも発達障害じゃないかと言われている人は沢山います。iPhoneを生み出したスティーブジョブスもADHDだと言われることはありますし、アインシュタインもそうだったんじゃないかという説があります。

魚のことに超詳しい「さかなくん」も発達障害があるんじゃないかという噂です。ですが、彼は今や大学教授ですからね。様々な研究機関にも招待されるほど優秀さが認められている素晴らしい人です。なにより努力家なので僕は大好きです。

どの発達障害も、興味のある分野に対して凄まじい知識量を誇るため専門家として花を開かせることが多いんです。ですから、発達障害の人はそのような部分を伸ばすのがいいですね。

ただ、誰もが飛びぬけた知識量を持つ分野を持っている訳ではありません。自分でこんな話をしておいて変ですが、活かせるものがないからと落ち込むことはありません。個性の一部として受けれて前に進めればいいのです。

ちなみに、僕は発明家にも起業家にもなれそうにありません。頭良くありませんし、専門知識そんなにないですから。テレビゲームに対する過集中は凄まじかったので、プロのゲーマーには慣れたかもしれませんが、今からやるにはちょっと遅すぎかもしれませんね。

発達障害は治らないけど活かせるかもしれない

このように発達障害は治るものではありません。自分の強い個性に適応するというのが正しいです。そして、大人の発達障害は適応方法がなかなかないため苦痛を感じる人が多いです。

ですので、子ども発達障害が「健常」になるのだから、大人も治せるとごり押しするのはやめて欲しいと思います。治るというよりも適応する方法を一緒に見つけて欲しいです。

人には様々な個性があります。その一部が強く吐出しただけです。ただ、それだけなんですよね。

まとめ:発達障害について正しい知識を持って、皆が活躍できる社会へ

発達障害は一般的な人たちが無意識に対応できることが、うまくできないという特徴があります。そのため、ダメな奴とか、無能と思われることが多いです。ですが、そうでないことを知っておいてほしいです。

ちょっと強めの個性なだけなんですね。その個性の適応方法がわかれば日常生活は少しだけ楽に過ごせます。欲をいえば、その個性を伸ばせるよう活かしてほしい。そうすると凄まじいところまで行きつくことができると思います。

そして、周りに人には発達障害は個性に近いことを覚えて欲しいと思います。そして、その個性は消える訳ではありません。それを知らずに、治して来いっていう言葉を発することによって傷つく人がいます。そんな悲しいことはありません。

人それぞれ様々な個性を持っています。それを活かせる人は楽しい人生を過ごします。多くの人がそうなれるといいなと思っています。

 

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著者:モン介

雪の降る地域に住む、のほほんマイペース男子。 寝ることが好きで布団が親友、でも、気持ちい日差しも親友です。 うつ病に苦しみながらも、様々な人の力を借りて何とか克服。 現在は楽しく毎日を過ごしています。そんな経験が同じような苦しみを持つ人の力になれるよう活動します。

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