2016/09/06

診断名で「うつ病」と「抑うつ状態」の違いを知っておこう

広大な自然が広がり青い空にココロがいやされる画像

体の不調になやまされ、たどり着いた心療内科。そこで、医師から伝えられる診断名。「うつ」。しかし、ひとこと「うつ」といっても診断名は「うつ病」か「抑うつ状態」と違いがあったりします。

ほとんどの人は最初「抑うつ状態」と診断名が付きます。でも、抑うつ状態といわれてもよくわかりませんよね。

その疑問を今回はお答えしましょう。

抑うつ状態っていうのはこういう状態

うつ病を患わないと聞くことのない言葉「抑うつ状態」。これだけ聞いてもなんだかサッパリわかりませんよね。うつ病なの?うつが抑えられてるの?なんなの?って思うことでしょう。

かんたんに説明すると「気分の沈んでいる期間が2週間以上続いている状態」=「抑うつ状態」と呼んでいるんです。この「気分の沈んでいる状態」というのはただ気持ちが暗く、いやな気持というより、「気持ちが落ちすぎて日常生活に支障が出始めている」状態のことを指します。

よって、会社に行けなくなってしまうほど症状が重い人や苦しい人でも「抑うつ状態」と診断されることはよくあるのです。

うつ病って診断される意味

では、抑うつ状態はうつ病ではないのでしょうか?実は違いがあるんです。それは「気分の沈みが”固定”されているかどうか」という部分。気分の沈み込みが固定されており、落ち込んでしまった状態でキープされる人。これが「うつ病」と診断されます。

うつ病と診断されるにはイロイロな指標が使われます。心理テストや問診による症状の経緯、会話のスピードや動作スピード。さらには、顔色や感情の有無、悲観的になりやすいかどうかなど診察室で医師と話している間に判断されるわけです。

ここで、重要となってくるのは患者による症状の申告。この申告が重要なファクターとなります。なぜなら、診察に訪れた患者を数分みるだけで2週間ずっと苦しんでいたかどうかは超能力でもない限り医師にもわかりません。よって、患者の申告が必要になるのです。

とはいえ、自分の症状をスラスラと答えられる患者はそうはいません。日常生活に支障が出るくらい苦しい思いをしている人たちです。質問されたことを答えるのもツラいですから。

また患者の申告には客観的な申告ができない場合があります。苦しいあまり主観的な申告になる場合がある。なので、最初は「抑うつ状態」と診断されるケースが少なくありません。

気分の沈んだ状態で固定されているかどうか会社の上司に来院してもらったり、家族の意見を聞いたりして慎重に診断します。

また、今では事前に自分のうつ状態を図る簡易テストが存在します。世界的に有名な「ベックの抑うつ評価尺度」を事前におこない自分の抑うつ状態を客観視してみましょう。そして、その結果をもって病院に行き、医師に「こういうテストをやってみたんです」と提示するのもありですね。

念のため、医師に提示していいかは受付に聞いてから医師に提示してくださいね。もしかしたら受付で受け取り、事前に医師に手渡してくれるかもしれません。

なんで最初は「抑うつ状態」と診断されるのか

このように診断は慎重に行われます。そのため、初期はほとんどの人が「抑うつ状態」という診断名になります。

なぜこんなに慎重に診断するか素人にはわかりません。私も、調べるまでよくわかりませんでした。でも、この慎重な診断がその後の治療方針を変える大事な事柄になるのです。

一般的に「うつ病」と診断される人は医学名では「大うつ病」と呼ばれる気分がマイナス方向にしか触れない症状をていします。ですが、それと違い、プラス方向に転じるときがあるうつ病があります。

これは躁うつ病と呼ばれるもの(現在は双極性障害と呼びます)で、気分が極端に高揚し明るく行動的になる病気。本人は元気な時は症状をあまり気にしませんので病院での問診では気持ちがマイナスに落ち込んでいった時だけを報告します。

その申告をうのみにして「大うつ病」の治療方法を適応すると躁うつ病は悪化するケースがあるのです。これは絶対に防がなくてはいけません。

本当は種類がたくさんある「うつ病」

このようにうつ病には種類があります。私が知っているだけで

  • 大うつ病
  • 躁うつ病(双極性障害)
  • 不定形型うつ病
  • 仮面うつ病
  • メランコリー親和性うつ病

と数種類あります。医師の話では、治療の方法はそれぞれ変わってくるそうです。これを間違うと最悪、症状を悪化させてしまう。そのため、医師は患者の様子をしっかりと見極める必要が出てきます。

実は診断名が変わる可能性のあるうつ病患者

また、このほかにうつ病の裏にもっと根本原因となる原因が隠れている場合があります。ホルモンの分泌異常である更年期障害や甲状腺異常、人とのかかわりの苦手な発達障害などもうつ病を引き寄せるものとなります。

昨今は低血糖症候群という血糖値が常に低いためにうつ症状をていする人もいるそうです。

このように、うつ病症状が強くて心療内科にいった人も病名が変わり専門外来に行きなおす。なんてことも少なくありません。

医師の判断でうつ病などの病名が変わる話はこちらでもしているので是非見てください☆

まとめ:診断名が違ってもどれもツラい症状なのは同じ

抑うつ状態とうつ病に関していえば、症状の苦しさに優劣はありません。たまに勘違いされますが、症状が軽いから抑うつ状態、症状が多いからうつ病というわけではないのです。

周りの人間は、診断名が違うからと早とちりしないでください。患者本人は、抑うつ状態だからと自分はもっと頑張れたんじゃないかと追い込まないでください。

ツラい症状はかわりません。適切な治療を施すために「抑うつ状態」と診断し詳細の病名を探していくのです。それを理解し苦しい思いを軽くできるよう医師と協力しながら治療を進めていってください。

 

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著者:モン介

雪の降る地域に住む、のほほんマイペース男子。 寝ることが好きで布団が親友、でも、気持ちい日差しも親友です。 うつ病に苦しみながらも、様々な人の力を借りて何とか克服。 現在は楽しく毎日を過ごしています。そんな経験が同じような苦しみを持つ人の力になれるよう活動します。

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