うつ病を克服せよ!対人関係編1stミッション「あなたのパターンを見つける」

弱っている人へ
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manyhiyoko

うつ病克服シリーズ。今回は対人関係編です。人生は人との付き合いで決まるといっていいほど重要なことがらです。本シリーズは、そんな対人関係に特化した克服ミッションです。

うつ病と強いつながりのあるあなたの対人関係パターン

うつ病と人との付き合いかたは密接な関係があります。うつ病を克服しようとおもうなら自分の対人関係や人との接し方をよく知っておいた方がいいでしょう。なぜなら人との付き合いかたが幸せか幸せでないかで人生の満足度が変わるからです。

心理学でも人が得られる快楽の中で、人からの評価や親密な関係を気づくことで得られるものが上位であるという研究結果があります。考えてみてください。あなたに恋人ができたときを。

その時は信じられないくらい幸せではありませんでしたか?親から褒められたときはすごく嬉しかったと思います。尊敬している上司にねぎらいの言葉をもらうだけでやる気に満ち溢れたこともあるでしょう。優秀な部下とともに頑張れるときはいつも以上に気張っても力を発揮できますし、好きな趣味を共有できる友人と過ごす日々なんかもとても幸せを感じれるでしょう。

そのかわり、人に不幸を運んでくるのも対人関係です。あなたのストレス源となる人が近くにいるだけで嫌な気持ちになりませんか?無理難題をぶっきらぼうに突きつけてくる上司、不平不満をまき散らすだけでなくこっちに当たり散らしてくる失礼な部下、平気でめんどくさい頼みごとを大量にしてくるママ友など、あなたに悪影響を与える人は不幸を運びます。

残念ながら、幸せな対人関係ばかりにするのは無理です。人は相対的に考える生き物なので幸せな部分だけ切り取ってもその中から不幸を幸せを分けてしまいます。ですので、少なからず不幸は必要。でも、その不幸な対人関係との付き合い方を間違えると幸せがどんどん小さくなってしまうのでご注意ください。

うつ病をわずらっているあなたは不幸な対人関係がおおいとおもいます。そして、その付き合い方自体がうまくいっていないため負のスパイラルに陥って病を大きくしているのです。

その対人関係パターンをしり、必要以上に不幸を引き込まないようにしましょう。そうすることでうつ病克服に大きく一歩近づくことができるのです。

あなたの対人関係を図表化してみよう

ということで対人関係を調べましょう。調べるのは簡単です。まずは紙とペンを用意してください。紙はA4くらいのもので構いません。足りなくなったらA4をつなげて広げていけばいいだけですから。枚数は5・6枚用意していただければことたります。

まず、紙の中心にあなたの名前を書きましょう。

you

そう、こんな感じですね。

そしたら、そのまわりにあなたにかかわりのある人間をたくさん書いていってください。少しでもかかわりのある人をすべて書いてほしいですが、体調不良でそれはちょっとツラいということであれば結構つながりのある人間の名前を書いてください。

aroundfriend

ただし、好きな人も嫌いな人も全部書いてくださいね。思い出したくないかもしれませんが嫌いな人を書き出すことは重要です。もちろん好きな人はもっと重要ですが。

このようにあなたと関係する人を書き出すと意外なことに気づきます。毎日関係する人ってあまりいませんよね。全部書き出してくれた人は、たくさんの名前が書かれていると思います。ですが、「毎日」かかわりのある日とはほとんどないのです。

人とのつながりをグループ分けして分析

かかわりのある人をぜーんぶ書き出したら次はその人々をある法則でグループ分けしてみましょう。今回紹介するのは二つのパターンわけです。そうすることでイロイロと見えてくることがありますのでやってみましょう。

ただ、焦らなくていいですよ。この作業は口でいうのは簡単ですが、うつ症状が強くでていたり苦しんでいる時にやると結構大変です。そんな状態で無理してやると症状が悪化する可能性があるのでマイペースに進めてください。

急いでやっても、ゆっくりやっても結果はかわりません。できる範囲でできるスピードで進めてくださいね。

生活パターンでグループ分けしてみよう

では、まず簡単な方のグループ分けからご紹介しましょう。それは以下の三つの事柄にわけてグループ分けする方法です。

  • 会社、学校で付き合う人々
  • 家族関係
  • プライベート(友人・恋人など)

ね、簡単でしょう。あなたがどのような場面でその人とかかわりをもつのかを思い浮かべればすぐわかると思います。その人と出会った場所はどこですか?その人といつも会う場所はどこですか?

会社で毎日あう人かもしれませんね。趣味でいつも釣りにいく仲間かもしれませんね。理不尽があったときに一緒にカラオケにいく仲間かもしれません。そんな風にグループ分けしてみてください。

ちなみに二つの分類に所属する人も出てくると思います。会社で毎日あうけど、気が合うので遊びにいったりするというような人ですね。この人はどちらのグループにもいれて分けてください。

親密度でグループ分けしてみよう

さて、生活パターンでのグループ分けができたら次は親密度でグループ分けをします。生活パターンでグループ分けした中で、さらに親密度でグループ分けをするのが一番いいのですが、これはなれないとゴチャゴチャになって混乱してしまいます。

ですので、最初は生活パターングループはわすれて親密度でのみ分けてみてください。親密度は

  • とっても仲が良い(話しをするだけで元気になる。大好きな趣味の話で盛り上がれるなど)
  • 仲が良い(話をしていると楽しい)
  • 普通(話はするけど、とくに楽しくもなく嫌でもない)
  • 仲が悪い(話すと楽しくないし、なんか疲れる。元気が失われる。)
  • とっても仲が悪い(話すだけで憂鬱、できれば話したくない)

の5つで分類するとわかりやすいです。図にするのがやりにくい場合は関係する人々の名前を箇条書きし、それぞれがどんな関係か書いていくのもありですね。ですが、次のステップでは図の方がわかりやすいので箇条書きで書き出した後に図にすることをおすすめします。

また、5つも分類するのは大変だという人には3つに減らしても構いません。そのときは

  • 仲が良い人
  • 普通の人
  • 仲が悪い人

で分けてみてください。そうすることであなたの人付き合いがわかってきます。

分類わけのときはあまり難しく考えないでくださいね。これは微妙なラインの人がたくさんでてくる作業なので悩みだすといっこうに前にすすみません。何回でもやり直せますので気軽に分類わけしてください。

うつ症状がつよいと完璧主義が前面に出てしまうことが少なくありません。そうなると分類訳は難しくなります。そんなときは外の空気をすって軽く散歩をしてリラックスしてから取り組みなおすとスムーズにすすむことが多いですよ。

あなたの現在の人付き合いのパターンが多いものを見つけてみよう

さて、ここまでくると図が出来上がっていると思います。その図をよくみてください。あなたの対人関係はどんな人が多いですか?

生活パターンの図だけで見たらどの場面でよく合うかがわかると思いますし、親密度で分けたパターンの図では嫌い・苦手な人が多いのか好き・楽しい人が多いのがわかります。

あなたはどんな感じでしょうか?会社の付き合いが多く親密な人が少ない状態ですか?プライベートも会社での付き合いも多いけど親密度が低い状態が多いでしょうか?

これはなにが良くてなにが悪いかという話ではありません。どのパターンが幸せなのかはその人それぞれなので一概には言えないのです。親密な人が多すぎても煩わしくていやだと思う人もいれば、親密な人は沢山いなければならないとおもっている人もいます。

ですから、友達が少ないからと落ち込むことはありません。哲学で有名なティーチなんかは一人の親友と数人の知り合い、そこそこの食糧があれば人生は豊かだといってるくらいです。

もっとも多いパターンは苦しいパターンですか?楽しいパターンですか?

では、この対人パターンを知ったあとに考えてみてください。あなたはの対人関係はどんなパターンの人は苦しい人ですか?どんなパターンの人が楽しい人ですか?

意外なことにそれには共通点があります。共通の趣味があれば会社の人でもプライベートでも楽しい人かもしれません。厳しすぎる人では会社でもプライベートでも苦しい対人関係です。

うつ病に陥る人はこの図の中の対人関係が苦しいパターンで埋め尽くされています。できれば、この対人関係の密度を減らすか、個数を減らすか、はたまた楽しい対人関係にしていくことであなたのうつ病は良くなっていきます。

対人関係を調節するのは次の話でご紹介します。まずは、じっくり自分の対人関係とパターンを見つめてみてください。何かとしらなかったことが発見できて面白いものですよ。

ちなみに私は親密な人付き合いが血のつながりのない人々とはあまりありませんでした。というより、気を使いすぎる性格のためはっきりいって親密になるというのがどういうものかもわかりませんでした。

会った後にきらわれたかな、、、、あれはまずかったか、、、などイロイロ考えてしまうため、人と接するときはいつもバリアを張っています。こんなんでは親密なひとはできませんよね。

まとめ:うつ病を克服するには自分を苦しめている対人パターンを見つけることが重要

うつ病になったということはあなたを苦しめているものがあるということです。そして、それは対人関係であることがほとんどなのです。その原因を知るためにもまず「今」の状態を知っておくことが重要です。

今のあなたの対人関係はどんなパターンでしたか?あまりちゃんと認識したことはありませんよね。まずは知ること。そこからスタートです。

知るというのは簡単そうでもかなり難しいことです。一回図を書いてみるだけで完璧にすべてわかるなんてことはありません。なんどか書いては消し書いては消しを繰り返していって出来上がるものですがら気長に取り組みましょうね。

そして、今の対人パターンを知ってショックを受けたとしても絶望しないでください。なぜなら対人関係はいつからでも変化が行えるものなのです。とくに昨今はいろいろなコミュニティがありますから、あなた次第で対人パターンは変えられますよ。

 

次のミッションはうつ病を克服せよ!対人関係編2ndミッション「他人に求めてるものを知る」

ぜひご覧ください

 

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