うつ病克服シリーズ!対人関係編はいよいよミッション3となりました。ここでは、自分自身に求めているものが対人関係にどう関係するかを説明し、苦しまない方法を紹介していきます。
まだミッション1、2を読んでいない人は是非ミッション1から読んでください。つながっている部分がありますのでミッション1から読まれた方が理解がふかまると思います。
うつ病を克服せよ!対人関係編1stミッション「あなたのパターンを見つける」
うつ病を克服せよ!対人関係編2ndミッション「他人に求めてるものを知る」
うつ病克服には自分に求めているものを知る必要がある
ミッション1では、あなたの苦しめている対人パターンを見つけ、ミッション2では、あなたがなぜ苦しめられる対人パターンになるのか知るために自分があいてに求めているものを探しました。
そして、もう一つ知っておきたいものがあります。それは、あなたが自分自身に求めているものです。
あなたはどんな人間になりたいですか?具体的にじゃなくてもいいですが、なりたい自分像があるとおもいます。いいかえれば、あなたはどんな人間に見られたいですか?
私は褒められる四文字熟語のひとつは自分に欲しいと思っていました。文武両道、才色兼備、新進気鋭などほしい褒め言葉は沢山ありますよね。こんなかっこいい言葉が似合う人間になりたかったんです。(恐れおおい話ですが、、、、)
このように、自分に求めているものがあるということは今の自分に不満を持っているということです。この不満が大きければ大きいほどあなたは大きい事柄を求めることになります。そして、その求めることが大きいほど対人関係はうまくいかなくなるのです。
なぜなら、自分のダメな部分ばかりがきにかかり素の自分を出すことができません。素の自分を出す機会が少なくなるとリラックスすること自体が少なくなってしまいストレスがどんどん溜まります。
どんどんたまったストレスによりあなたはどんどん不満を募らせるでしょう。そうすると自分自身に求めるものはもっともっと大きくなります。
こうなってしまうと人と付き合うのがとてもツラくなってきますね。これでは安心して人と付き合うことなどできません。
自分に求めすぎることがうつ病を悪化させる
このように自分に求めすぎるとどんどん負荷が高くなり耐えられないストレスとなっていきます。こうなればうつ病はどんどん悪化してしまいます。人生は人間関係で出来上がっているといっても過言ではありません。その人間関係に不具合が生じると生きずらい世界になってしまうのです。
ただ勘違いしないでほしいのは向上心があることはいいことだということです。人は自分に求め前進していく向上心で成長していきます。ですから、求めること自体はそんなに悪いことではありません。
問題なのは求め「すぎる」部分です。適度なストレスは人を成長させますが、大きすぎるストレスは人を壊していきます。その適正なバランスを保てずに求め「すぎる」部分が不協和音をだすのです。
今のあなたで大丈夫。そう思えればうつ病は和らぐ
うつ病をわずらうほど自分を責める人は自分に対して不満がたくさんあります。もう自分の存在を認められないくらい自分が嫌いだとおもいます。そんな状態ですから自分に求めるものは沢山あるでしょう。
相手が求めることに対しては120%の反応を示そうと努力しているでしょう。自分には価値がないと思っていますから人と対等の関係をもつことも難しいと思います。
でも、気づいてほしいことがあります。それは、あなたはそんなに痛めつけるほどダメダメではないということです。自分をダメな部分が良くみえるから変えようと努力しているのだと思います。
でも、いまの自分自身を認められるようにすることが先決です。自分のダメなところが見えるということは次のステップを知っているということです。自分がいたらないという部分が見えるということは、もっと良くする方法を知っているということです。
あなたは次のレベルに上がれる能力があるということを知ってください。それだけでも自分をほめれるところだと思います。
それに、あなたのいいところはけっこうあるはずですから。それに注目していないだけです。
まずは、今の自分でいいと思うように努力しましょう。自分のいいところを書き出してみてください。仲の良い人に自分のいいところを聞いてみてもいいと思います。かならず認められる部分がありますよ。
その部分をちゃんと受け止めてください。自分を許してあげてください。そして今の状態でも大丈夫と声をかけてください。そうすることでうつ病はすこし和らぎます。
うつ病とサヨナラするために、少しずつレベルアップをしよう
まず、今の自分を受け止め、認め、大丈夫と理解すること。そこからスタートです。それができなくては何もすすみません。まずそれができるようにすることです。これが土台になることを忘れないでください。
今の自分を受け止められないなら、受け止め大丈夫と思えるまで「もっと頑張らなければ」とおもうことは禁止です。今のままでも大丈夫と思えるようになって来たら、もっと良くなる方法を考えればいいのです。焦る必要はありません。じっくりゆっくりいきましょう。
認めることができるようになって、さらに余裕も出てきたら「今のままでもいいけど、もっと良くできる方法はないかな?」という考え方をもちながら自分を磨けば苦しむことなく向上することができるはずです。
忘れないでくださいね。「余裕ができてきたら」もっと良くする方法をかんがえ実行するのです。余裕がないときは今のままで大丈夫なんですからね。
ここの部分はなかなか理解してもらえないことであり、自分自身も理解するのは時間がかかりました。もっと先が見えているのに今のままでいいなんてわけがないと強くおもうことでしょう。
でも、それは違います。今もよい状態なのです。もっと良くするもっと良くするというのは、ハッキリいったらゴールはありません。一個よくしたら、また至らない部分がみつかります。そして、その部分を改善したらつぎの部分がいたらなくなるのです。
ですから、できる範囲で進むしかないということを忘れないでくださいね。
まとめ:急な変化を求めすぎるとうつ病は悪化する。今の自分を認めることが重要
いたらない部分がたくさん見えている状態だと自分の価値がないように思えてっくるでしょう。ですが、それは間違いです。じぶんの至らない部分がみえるということは次のステップになりかけているということなのです。
そして、求めすぎたり急な変化を求める人は大きな先のレベルまで見えている人なのです。それは視野が広くこれから伸びていく人だから気づけることなのです。ですが、成長スピードや変化には時間がかかります。
努力すればどうにかなることばかりではありません。今の自分はダメだダメだとおもって、もっと良くもっと良くと考えていると自分を痛めつけ続けることになることを忘れないでください。痛め続けると人と対等な関係も気づけませんし、通常の人付き合いが難しくなります。
まずは今の自分を認めてあげてください。大丈夫だよといってあげてください。いい部分を探してください。あなたが気づいていないだけでいいところは沢山ありますからね。
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