新型うつが増えるのは医師や啓発者にも責任がある

引き込まれそうな暗い森

昨今、問題視される新型うつとよばれるうつ病患者。会社にいくと調子がわるいがプライベートは元気な状態。休職しても旅行などにいっては旅行写真をSNSにUPしたりするので反感をかいます。

そんな新型うつと呼ばれる人が増えた理由を「時代」のせいにしている人が多いのだけど、「時代」は人が作るものです。

そして、私のような啓発者や医師たちにも問題があったと私は思うのです。今回は、そんなお話し。

Contents

実は正式な病名ではない

まずはじめに言わなければいけません、それは「新型うつ病」というのは病名ではありません。このワードを作ったのは世の中のメディアなんです。

よって、医師が診断する際に「新型うつ病」とつけることはありません。医学会で「新型うつ病」という正式診断名はないんですね。日本うつ病学会といううつ病などを研究している組織も「新型うつ病」というのは専門用語ではないとしています。

新型うつ病=非定型うつ病というの人によって違う

じゃぁ専門用語ではなんて呼ぶの?っておもいますよね。でも、残念ながら決まった呼び方はないのです。

日本うつ病学会でも医師の見解によって呼び方は違い、もちいられるのは「ディスミチア親和性うつ病」、「現代うつ病」という専門用語です。しかし、どれも新型うつ病と同義に扱われるわけではありません。

また、正式な診断名でより近い「非定型うつ病」というものがありますが、完全に同義とういわけではありません。

「非定型うつ病」というのは「メランコリー親和型うつ病」という決まった形のある定型のうつ病に反して、決まった形のないうつ病という(否定形)の意味からうまれた診断名です。

とはいうものの、私たちのような一般の人間では同じように扱ってもたいして問題はないんですけどね。だって、何が違うかほとんどわかりませんから。

実は「うつ病」も細かく分けるとイロイロ形がある

このように一概に「うつ病」といってもイロイロものがあります。そして、それは診断名であったり専門用語であったりするだけでなく、メディアが作った造語である可能性もあることに注意してください。

何故注意しなければいけないかというと、おなじ言葉で表現されていても内容は違う場合があるからです。

メランコリー親和型うつ病とディスミチア親和型うつ病の違い

このように呼び名がそれぞれ違うものということは分かってもらえたと思います。では、それが旧型と新型でどう違うかを分かりやすく説明しましょう。

ウィキペディアのうつ病のページにわかりやすい表があるので引用させていただきます。

ディスチミア親和型は、2004年に樽味伸が提唱したもので[24]、以下のような特徴がある[26]。若年層に見られ、社会的役割への同一化よりも、自己自身への愛着が優先する。また成熟した役割意識から生まれる自責的感覚を持ちにくい。ストレスに対しては他責的・他罰的に対処し、抱えきれない課題に対し、時には自傷や大量服薬を行う。幼い頃から競争原理が働いた社会で成長した世代が多く、現実で思い通りにならない事態に直面した際に個の尊厳は破れ、自己愛は先鋭化する。回避的な傾向が目立つ。

ディスチミア親和型うつ病とメランコリー親和型うつ病の対比(樽味伸、2005[25]

ディスチミア親和型

メランコリー親和型

年齢層

青年層

中高年層

関連する気質

スチューデント・アパシー退却傾向と無気力

執着気質メランコリー性格

病前性格

「自己自身(役割ぬき)への愛着規範に対して『ストレス』であると抵抗する秩序への否定的感情と万能感もともと仕事熱心ではない

社会的役割・規範への愛着規範に対して好意的で同一化秩序を愛し、配慮的で几帳面基本的に仕事熱心

症候学的特徴

不全感と倦怠回避と他罰的感情(他者への非難)衝動的な自傷、一方で「軽やかな」自殺企図

焦燥と抑制疲弊と罪業感(申し訳なさの表明)完遂しかねない「熟慮した」自殺企図

薬物への反応

多くは部分的効果に留まる(病み終えない)

多くは良好(病み終える)

認知と行動特性

どこまでが「生き方」でどこからが「症状経過」か不分明

疾病による行動変化が明らか

予後と環境変化

休養と服薬のみではしばしば慢性化する置かれた場・環境の変化で急速に改善することがある

休養と服薬で全般に軽快しやすい場・環境の変化は両価的である(時に自責的となる)

ね。全然ちがいますよね。もう真逆です。食欲に関しては過食か虚飾、抗うつ薬に対しても効き目が薄いのと効き目が高いので違います。

これが世間では一色単に「うつ病」と呼ばれていました。その結果、メディアでは新型うつ病が現れたと表現されたんです。

暗い中悩み頭を抱えモニターを見ている美人女性

新型うつ病になりやすいといわれる人々

さて、では新型うつ病とはどんな人がなりやすいのでしょうか?

新型うつ病になりやすい人も実はわかってきています。基本的には若い人たちがなりやすいと言われています。そして、真面目でいい子な人がなりやすい。

真面目でいい子が新型うつになりやすい

これを聴いたら、あれ?と思ったあなた。そんなあなたはしっかりと先の表を読んでくれていた人ですね。

そう、さきの表では「仕事熱心ではない」という文言がありましね。これと真面目でいい子がつながらないかと思ったと思います。

でも、これがつながるので面白いところ。仕事に熱心でない=不真面目ということではないんです。

今の真面目というのは仕事人間という訳ではない

あまり仕事に打ち込むことに価値をおいてないというのが正しいところ。ですから、新型うつ病になる人たちは幼少期に「いい子」と言われていた人が多いのです。

そしていい子であり、かつ、可愛がられて育ったゆえに自己愛が強く、決められた役割を命じられると強い反発感から苦しみを感じてしまいます。

組織に所属するとどうしても役割ができます。その役割を全うする事ができないのです。

一見、我儘のような気がしますがそうではないのです。勉強やスポーツで結果さえ出していれば自由にでき、個性を大事に育てられたが故の結果です。

一昔前と今の「いい子」の定義は違ってきている

さらに、一昔前の「いい子」と今の「いい子」というのは若干の違いがあります。

一昔前のいい子と言うのは自己犠牲が伴うものでした。弟、妹のために自分は何かを我慢する、親の手伝いだけでなく家計を助けるためにアルバイトをするなど、自分よりも他者を優先する人ですね。

現代のいい子というのは、一昔前のいい子も含んでいるものの熱心に勉強し、結果をだして、親の求める学歴をおさめる人も含まれるようになりました。

勉強するために親が食事や家事全般は全部やり、何かをまかされることはなく。家庭が裕福になってきているので食事の心配もなく働きに出ることもない。

裕福なのでお小遣いもあり、結果さえ出せば自由に色々楽しめることがあるような状況です。

新型うつ病が増えるのは時代のせいといわれる原因

このように、今と昔ではそれぞれの豊かさが全然違います。小さい時から一人部屋を与えられ、勉強に集中できる環境が備わっている人が多い。

そのため新型うつ病と呼ばれる人々が増えたのは時代的要因が大きいとしばしばいわれます。

それは、社会が成熟し個を重視する社会になったからですよね。

ものが全くなかった時代。その時は人々と共有する事が大事であり、生きるために日銭を稼ぐという同じ目的でみんな生きていました。(ちょっと極端すぎる言い回しかもしれませんが、、、)

自分だけのものの存在はすくなく。おおくが共有するような状況。実際に私も親戚のおさがりの服をきていましたし、部屋は兄弟で共有してました。小学校の頃は7つの機能がついた筆箱をもっている友人が本当に羨ましかった。。。(脱線しました)

それが次第に裕福になるにつれ個を大事にするようになってきました。自分の物が増えていったんですね。自分の部屋、新品の洋服などさまざまですね。

異なった世代と触れ合う機会が減った

さらに、裕福になるにつれて核家族化がすすみました。おじいちゃん、おばあちゃんとは一緒にくらしていない家庭がほとんどですよね。

サザエさんのような家庭はあまりありません。そのため、大きく世代の離れた人間とのふれあいが減ってしまいました。

そのため、かなり上の世代がどのような価値観で育ってきたのかを知りません。良い部分も悪い部分も知らないのです。

個を重視する世界しか知らないのに、急に組織の役割を任されるところになげだされると適応できずにストレス過多になります。

これに対処できないんですよね。

IT技術の進歩による各年代の孤立化

そして、IT技術の進化も世代間の孤立を勧めました。いまは携帯電話を一人一台もっています。好きな時に目的の相手にすぐ連絡が取れるのです。

昔は家の電話にかけなくてはいけなかったですよね。好きな子に電話するのも「お父さんが出るかもしれない」なんて恐怖がありましたし、家電に連絡するなら常識の範囲内の時間にしなければいけない。

でも、今は好きな時に電話でき、そして必ず目的の相手が出てくれます(たまに違う人が出ますけどね(笑))

さらに、時間がおそいときはメールやLINEで要件を送っておけばいい。

このように、連絡手段の進歩が自分と近しい人間だけを繋ぐ力を大きくしています。そして、ネットの進化により他の価値観に触れる時間が極端に減りました。

今の子供たちは毎日やることが沢山あります。スマホゲームからyoutube、ひっきりなしにLINEでの連絡をしているかと思えば、ニコニコ動画で面白う映像を楽しんでいます。

楽しいことばかりですから離れた価値観なんて存在しているのも気づく暇がありません。

価値観の多様化と娯楽の飽和

このように自分の好きな人たちと簡単に繋がれる状態により個を重要視する社会がおおきくなり、価値観の多様性が進みました。

「こうでなければならない」とか「こうあるべきだ」なんてことはなくなってきたんです。

いまは「私はこう思う」「私はこうしたい」という個が認められているんです。

さらに、娯楽の飽和がすすみました。もう毎日やりたいことが沢山あるのです。

いろんな楽しみがあるんです。これは良いことであり、悪いことでもありますよね。

社会にでると組織にはいり役割をあたえられる

社会にでれば会社に入りますよね。会社とは人の集まる場所。人が集まると組織的に運営しないとまとまりません。

組織運営するということはそれぞれが与えられた役割を全うするということ。これができなければ、まとまらず会社として成り立ちません。

そのため社会人になればどこかの組織に所属し「役割」を与えられます。

そこでは個をある程度制限しなくてはいけないのです。さらに、社会で役を演じていれば娯楽を消化する時間がへります。これでは2重のストレスにさらされるのです。

仕事だけでは幸せを逃すという心理

また、今の若い世代はサトラレ世代とも呼ばれるほど冷めている面があります。

バブル世代の人々は仕事だけ頑張っていればすべての幸せが手に入ると信じていました。盲信的に働けば多額の給与が支払われ、自分の求めている物が何でも買えると思っていた時代です。

そのバブルは儚くはじけさり、苦しい時代がつづきました。今では不景気が続いていたせいで苦しい思いをしているサラリーマンが沢山います。

そのような親世代の苦しみを小さい時から見続けていた若い人々は「仕事のみでは幸せになれない」という軽い絶望感を持っています。

これら述べてきたすべてが時代のせいだといわれる所以です。

誤った情報を入力しそうな汚く汚れたキーボード

啓発者たちや医師たちの責任とは

このような時代背景をきけば「そうかなぁ、、、」と思うでしょう。でも私は違う部分もあると考えています。

それは啓発者たちや医者たちの責任もあるということ。もちろん、これは私自身も気を付けなくてはいけなく、これから負わなければいけないところです。

最悪の事態を想定した医師の診断や啓発活動

バブルがはじけ、不景気が続き業績があがらない企業が増えました。それにともない過重労働もかなり増えてきたのは周知のとおりです。

結果がでないければ、会社は潰れてしまいますから負荷が高くても働かなきゃいけないですよね。

そうなってくると、やはりうつ病の発症者は多くなっていきます。過労からくるうつ病者が多くなったんです。

自殺者数もドンドン増えてしまいましたね。それまでの社会では「うつ病」=「怠け病」という認識が強かったのも大きな要因です。

多くの人が病院にいかずに自分で自分を追い込み自ら終止符をうっていきました。これが社会問題となるまでにあまり時間はかかりませんでした。

このうつ病者の自殺を防ぐため「うつ病予防」の啓発が活発になります。「うつ病」は怠け病ではなく治せる病気なのだと広めたんです。

ツラく苦しんだ挙句に自分を責めながら終わりを作る必要はないと訴えたのです。

この啓発活動はうまくいってます。自殺者はどんどん減り最低ラインを毎年割っていく結果を出しています。

自殺者現象をねらった啓発活動の副作用

しかし、何事も副作用があるようにこの啓発活動にも問題点が浮き彫りになってきました。

それはうつ病という認識が広まったことで潜在的な患者が表面化したのと同時に「うつ病」という症状を全て一緒にしてしまったことです。今まで心療内科や精神科を訪れるようなうつ病にすべてをあてはめすぎてしまった。

簡易診断表というものが使われるくらいですから、ほぼ全て同じものと認識していたでしょう。(私は医師免許をもっていません。個人的な見解です)

クスリを飲んでゆっくり休んでいれば症状が治まっていくという一般化された治療をどんどん施していきました。でも、実際は治療法が全然真逆な症状を呈する人も沢山いたのが事実。

精神科医の質の問題も浮き彫りになってきました。今はほぼないですがクスリをどんどん増やす医師が社会問題になったのです。

うつ病はクスリは増やさなければいけない場合もありますが、当時は何十種類と処方されたクスリの副作用で症状が悪化するという被害にあった患者がいたのは忘れもしません。

「そういうことにはならないはず」という思い込み

また、問題なのはうつ病と診断した医師自体が「あれ?なんか今までのうつ病とはなんか違うぞ?」と言い出したこと。

うつ病と診断したのに会社の人事や近しい人に話を聞くと休職中に全力で遊んでいるうつ病患者がいるという情報をきいて困惑しているんですね。

こういう話はメディアでも取り上げられていますし、メディアが新型うつ病を取り上げる前後から医師免許をもっている人が書籍で説明しているものもあります。

まさに、いままでに見たことのないうつ病患者に医師も戸惑っているというスタンスで本は書かれています。

これ、不思議に思いませんか?戸惑っているなら診断書を取り下げて違う病名をつけなければいけないと思うのです。

まぁ医師側の立場で言えば「いままでこんな症例は見たことがない。知らないのだから誤解するのはしょうがない」といいたいのでしょうけどね、、、

でも、一般人からすれば医師というのはなんでも知っている存在だと思っています。とくに専門医ならなおさらです。それなのに知らなかったなんて態度を取られたら診断料返せよって言いたくなります。

愚痴はさておき、このように「そういうことにはならないはず」という思い込みがぶち壊される現象が実際に起きてしまったのです。

うつ病が市民権をえたことによる副作用

ハッキリいえば休職させると元気に遊びだす人がいたんですね。さらに、それをSNSにUPしちゃう人が現れた。もうね、うつ病になったことがある私もびっくりな現象です。

でも、この現象の責任は私のような啓発者にもあると思うのです。

最悪の結果を回避してほしくて、症状が出たら病院行ってみてといっています。うつ病とはこういうものという情報を出しています。

そう、うつ病の一般化には私たち啓発者たちも一役かってしまっているのです。

また、これらの啓発活動でうつ病というものが市民権をえたことにも副作用がありました。昔はうつ病は隠す病だったのが今では「なって当たり前」となってしまった。

このこと自体は悪いことではありません。むしろ望んでいたことですし、必要なことだと思います。

うつ病は隠して一人でかかえこんでいれば治療することはできません。どんどん悪化してしまいます。

さらに、うつ病というものが何かを知っていれば最悪の結果を周りの人間も回避させてあげることができるのです。これは大きな意味を持っています。

ただ、一部の人間には「病なのだから何をやってもいい」という認識をあたえてしまったのも事実。うつ病は気分転換が必要なのだとうつ病ということをまわりに言いふらし、休んで遊ぶことを正当化している人もいるんです。

たしかに病院で診断書をもらって休職すれば、仕事をしなくてもいいことになります。でも、同僚の心境に配慮する必要は絶対にあるのです。

新型うつ病も苦しいというジレンマ

こういう話をすると新型うつ病のような症状をていする人たちはただの怠け病なのかというとそうではないのです。それが一番難しいところですよね。

そのような患者も本気で苦しんでいます。一部の人間は開き直って「病気なんだからしょうがないじゃん」なんて言いますが、多くの人は違います。

新型うつ病のような症状をていしているからといってすべての人間が、「遊んでなにが悪い」なんて思っていない。そう思う人間はごく少数。

それがさらに問題なんです。メディアの情報が独り歩きして新型うつ病のような人へのあたりがドンドン厳しくなる。

でも、新型う病の患者に娯楽は禁止といって仕事のみに注力させても症状は悪化します。

新型うつ病の治療はうつ病治療と逆

新型うつ病と呼ばれるような症状の人は基本的に休まない方がいいと言われています。ただ、業務の負荷をさげることは重要。

毎日の作業の中で目標をさだめ、それに向かいまい進することをできるだけ意識するのが大切です。また、生活リズムを整え、食べるものも栄養が取れるものに変更していくことも重要。

適度にカラダを動かして汗を流し、カラダに刺激をいれながらほんのちょっと大変な毎日を過ごすことがいい傾向を生みます。

そして、役割をあてがわれたときのストレスにどう対処するかを治療者と共に考えていくのです。

もちろん頭で考えているだけではいけません。実際に行動に移しながら自分のカラダがどう反応するのか確認しなければいけません。

確認できたなら、よりよくしていくために試行錯誤をする。この繰り返しになります。

どうしてもツラい症状がでて苦しさのあまり涙が出るときもあります。でも、その症状を耐えるのか、休んでやり過ごすのかは経験から答えを出していくしかありません。

小さい前進の積み重ねはツラい毎日を呼びます。でも、それが力になることを信じて前に進んでほしいと思います。

自分の情報発信による責任と弊害が必ずあることを忘れない

このように一つの情報発信をすると違う弊害がうまれることを忘れないようにしなくてはいけません。すべてが良くなるなんてことはないのです。

そのためにもさまざまな方面からの視点を持つように心がけなければいけませんね。

うつ病だけでなく新型うつ病の啓発の必要性

私のようなうつ病関係の啓発をしているものは、新型と呼ばれるものの情報を発信する必要性は必ずあります。

適切な判断のためには正しい情報が必要なのです。ですから、間違った情報を流さないように注意しなければいけません。そして、もし間違った情報を流してしまったのならば訂正をするよう心がけます。

さらに、昔は正しいと思われていたことが今は違うなんてことはざらにあります。その場合は、それに気づいた段階で間違っていたことを受け止める必要があるでしょう。そして、正しい情報を再発信するのが正解ですね。

多様な状況判断ができる医師の増加を期待

また、近年のうつ病は複雑化がどんどん進んでいます。うつ病だけが注目されていた昔に比べ、うつ病の原因は多種にわたっています。

大人の発達障害というのが最近はよくメディアに出てきますね。ADHDと呼ばれる注意多動性障害やアスペルガー症候群などが主な原因になるといわれます。

そのほかにも甲状腺に関する問題や糖質が影響を及ぼしているなど沢山の情報があります。素人目には沢山ありすぎて判断がつかないのが現状でしょう。

そのため、適切な判断をくだせる医師の増加を期待したいです。今では心療内科や精神科の精神科医は不足していると言われています。

また、発達障害などの専門医も日本には数えるほどしかいない現状です。多様な原因を専門的に判断できる医者が増えれば苦しみを抑えられる人が増えていくことでしょう。

人は自分の信じたいことを受け入れる心理があるのを忘れない

それと人は自分の信じたいことを信じるという特性があることを忘れないようにしたいと思います。

これは私をふくめすべての人に言えること。自分が信じる情報しか目に入らないという事実を受け止めるこということです。

これは、本当に伝えたい人には伝わらず、伝えたくない人に伝わってしまう結果を呼ぶこともあるため忘れてしまうのは危険です。

たとえば、あなたは休む必要があるという情報を流した結果、本当は行動した方がいい人が休んでしまったりしてしまうのです。

または、こういう現象であってほしいという潜在意識のせいで情報の捉え方が歪んでしまうなんてこともあるでしょう。

これは情報の発信側にも受信側にもズレを生む要因となります。それは忘れないようにしたいですね。

夕暮れに仕事が終わらずうつむきながら途方にくれるノマドワーカー

新型うつ病だからといって休職中に全力で遊んでいるわけでない

今回の新型うつ病という情報に関しては「休んで遊んでる」という認識だけが独り歩きしてしまいました。

そのため、新型うつ病という定義が明確になっていないにも関わらず近しい症状を呈している人たちすべてが遊んでいると思われてしまう結果を生んでしまったのです。

そのため、非定型うつ病と診断されるような人も遊んでいるかのような認識で見られるようになりましたし、ディスチミア親和型うつ病の人も休んで遊んでいるという烙印を押されがちです。

ほとんどの人が苦しい毎日を耐えながら過ごしているという事実

ですが、休んで毎日のように遊びに出かけている人間なんて実際のところいません。ほぼすべての人が休んだことに負い目をかんじ、どうにかしなければと苦しんでいます。

仕事にいけば調子が悪くなるという状態を自分自身でも怠けではないかと考えて苦しんでいるのです。

それをメディアは全力で報道しなければいけないでしょう。ただただ、面白おかしくいうのは簡単ですがその情報で誤解を生むことを忘れないでほしい。

たまにある調子のいい日くらい遊んでもいいけど節度をもとう

それに、これによってうつ病患者は休職中ただの一度も遊びに出かけてはいけないという極端な人も現れました。

ハッキリいって言い分はわかります。でも、それって無理でしょう。あなただった給料分の結果を出せなかったら出るまで休まず働けと言われたら働けますか?

そんな極端なのは無理なんです。現実とはバランスをとっていることをいいます。働いている人たちと一緒のように週に一度くらい遊んでもいいと思います。

カラダをリラックスさせるために近場の温泉旅行にいくのは許せる範囲ではないでしょうか。近場ですよ?ダメですか?

そりゃ海外まで行ってどんちゃん騒ぎをしていたら、ダメだろうと思いますがそんな奴いませんから。メディアが誇張して書いているだけで、かなり少数の人たちです。

てか、そんな奴いたら早く復職させましょう。

節度をもちながらカラダのためにいいことであれば多少遊んでもいいんです。いい景色をみるために自然豊かな場所にいくことくらいいいでしょう。日中に日向ぼっこしてもいいでしょう。

私も新型うつ病の要素は持っている

そして、かくゆう私も旧来のうつ病とはちがう特徴があります。どちらかというと新型うつ病と呼ばれる要素もおおく含んでいます。

だって、私がうつ病をわずらったのは青年期ですから時期的には完璧に新型・非定型・ディスチミアと呼ばれる人たちと同じです。

休職当時は食事ができず体重は二ケタ台で減少し、睡眠障害のため一日1時間ずつくらいしか寝れない状態でしたが、回復してくると過食気味でになったこともあります。おかげですごいリバウンドしてしまいましたし、、、

睡眠も10時間くらいぶっとおしで寝ていることもありました。いまもたまに長時間寝てますし。

このように決まった症状を示す人はほとんどいませんし、治療過程で全然違う方に変わる人もいます。

このことは自分でも心配になり、医師や心理士などにも相談しましたが、ほとんどの人がそうらしいのです。だから、みなさんも安心してくださいね。

基本的にみんな、一つの枠に収めて説明しようとするんですけど、それは理解しやすいようにしているだけでは現実は違うんですよね。

一人一人違うんです。こっからここまでが病気で、ここからここまでは健康なんて線は厳密にはひけません。

病名もそうなんです。こっからここまでがうつ病で、こっからここまでが新型なんて線は引けないのが現実なんです。そういう現実を理解しておかなければいけませんね。

まとめ:新型うつ病も苦しい状況。適切な情報提供を心がけよう

どうでしたか?新型うつ病ときくと怠け病の代名詞な感じがしてた人も見方が変わったんではないでしょうか?

そして、突然湧き出たかのようにいわれる新型うつ病というのは時代が生んだいうのも一理ありますが、医師や私たちのような啓発者にも生んだ要素があると思います。

何かを発信する時には弊害がおこるということはしっかりと理解しておかなければいけませんね。そして、正しい情報を提供し、正しい理解を促すよう日々努力しなければなりません。

それは、どのような立場にいる人にも言えることですよね。ココロしていきたいですね。

 

 

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著者:モン介

雪の降る地域に住む、のほほんマイペース男子。 寝ることが好きで布団が親友、でも、気持ちい日差しも親友です。 うつ病に苦しみながらも、様々な人の力を借りて何とか克服。 現在は楽しく毎日を過ごしています。そんな経験が同じような苦しみを持つ人の力になれるよう活動します。

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