うつ病を克服せよ!体力編4thミッション「心臓を目覚めさせろ!」

弱っている人へ
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心臓が悲鳴を上げるのを体全体で感じ取った美女

うつ病克服は難しいもの。決まったルールもなく初めてなったらどうしていいかわからない。暗いなかトンネルを進んでるような不安があるでしょう。

そんなあなたに私の体験した克服経験をご紹介しています。今回は体力編と題して5つのミッションを届けます。

本記事はミッション4です。ミッション1、2、3をご覧になってない方は是非ミッション1から読んでみてください

うつ病を克服せよ!体力編1stミッション「一日起きていて!」

うつ病を克服せよ!体力編2ndミッション「”毎日”5000歩動こう!」

うつ病を克服せよ!体力編3rdミッション「重力と戦え!」

ミッション1、2は社会復帰に必要最低限の体力について説明しました。ミッション3よりうつ病再発予防の体力づくりとなっています。ミッション4も同様です。では、いってみましょう!!

うつ病克服に必要な心拍系の体力強化

うつ病を患い、失意のどん底のなか社会復帰に向けて努力していくのは大変なことです。ですが一つずつ乗り越えていけば順調に社会復帰はできるでしょう。ミッション1から3を克服できれば問題なく社会復帰ができます。

しかし、社会復帰をし簡単な仕事から本格的な業務が始まってきたころ次のカベが現れることになります。その壁を乗り越えるためにはミッション4が必要になってくるのです。

私が心拍系のトレーニングが必要になった理由

社会復帰を果たし最初のうちは仕事内容も簡単なルーチンワーク。その毎日をこなしていけば徐々に従来任されるはずの仕事に戻っていくこととなります。

少しずつとはいえ仕事の難易度があがっていけば責任もともなっていきます。そして責任がともなうということは精神的負荷もたかまっていくということになるのです。

私は精神的負担が高まっても無理をすることをやめませんでした。もちろん、緊張により動機が強くなっていくことになります。その結果、その動機は治まるどころかひどくなっていきパニック発作を起こす寸前までいくようになりました。

私は体質的にクスリがあわないため(薬アレルギーという体質なのです)増薬をする診断にはならず、ドクターストップで業務内容の負荷を下げる指示が出されました。診断書を書いてもらい上司に提出したのです。

私自身、このことはとても残念なことでした。やっと同期と同じような仕事をやることができると思っていたのに体がついていかない。無理すれば再発し働けない。もっと難しい仕事をしている同期もいる。自分のふがいなさに涙が止まりませんでした。

ですが、現在は治療方法が進化しており時間はかかっても様々な方法で良い方向に進むよう治療することができます。私の場合、パニック発作になる前だったので対処方法がいろいろありました。

一番効果があったのは認知行動療法。私の場合は、ミスをしないように、誰よりも正確に仕事を遂行するなど自分でハードルを上げまくって仕事をする認知がパニック発作につながるものでした。よって、その認知を適切なものに変える訓練をしたのです。それについては今後更新する予定のうつ病克服の思考編でご紹介します。

二番目に効果があったのは心拍系のトレーニング。これが今回ご紹介するミッション4です。

心拍系トレーニングは動機・息切れを抑える作用がある

パニック発作を起こす過程には一定の法則があります。

緊張する事柄に直面する→動悸が起こる→動悸に焦る→緊張が増す→動悸が激しくなる→激しくなる動悸に焦る→動悸がもっと激しくなる。

これを繰り返し続けることにより経験したことないような動悸が起こり、自分の体が壊れてしまい死んでしまう恐怖により動悸がさらに強くなりパニックになるという流れです。

うつ病やパニック発作を定着していない人は動悸が激しくなる前に治まる作用がはたらいて動悸が激しくなって止まらなくなることはありません。

さらに悪いことにうつ病をわずらった人は無理がきかないために心肺機能が低下しています。そのため動悸をおさめる力が弱っているのです。そのためパニックに陥りやすい。

そこでお医者さんと話し合い一日一回激しい息切れをするほど激しい運動をすることにしました。時間はかなり短く最初は20mくらいの全力ダッシュです。

最初私がこれをしたときは心肺機能に負荷がかかりすぎ吐き気をもよおしたことを覚えています。たった20mほどの全力ダッシュで吐きそうになるなんて信じられますか?

私の体はそれほど衰えていたのです。ミッション1~3をクリアした状態でこれですので皆さんも心肺機能はかなり衰えていると思います。

最初は10mダッシュからでも問題ありません。少しずつ繰り返してください。私は100mダッシュをしても吐き気をもよおさなくなるのに4か月くらいかかりました。今では200mダッシュをして激しい息切れをしても1分もあれば呼吸を整えることができるようになりました。

心臓を鍛えることで得られる意外な効果

このように心拍トレーニングはひどくなる動悸によってパニック発作を起こさないために始めたのですが、意外な効果も得られるようになりました。

それは緊張や焦り事態が減ったことと、不安感情が弱まったことです。トレーニングをする前は些細なことで緊張していました。そして焦る。だから動悸が治まらなくなりどんどんひどくなる。

ですが、心拍トレーニングをすることで緊張や焦り事態が起こりにくくなった。さらには、不安などでツラい思いをすることが少なくなったのです。

お医者さんとの話では心拍トレーニングで運動を繰り返すことで体の中のホルモンバランスが整ってきたのかもしれない。さらには体が負荷に耐えられるくらい強くなってきたのかもしれないといわれました。

まとめ:瞬間的に負荷に対応するために心臓を鍛えよう

社会復帰をはたしさまざまな仕事をこなしていると体の負荷はどうしてもあがっていきます。それは予期できないものが多いです。その予期しない負荷によってうつ病患者は苦労することが多いです。

ですが、心臓をきたえ心肺能力を高めることでその負荷を多少弱めることができます。動悸がおこってもおさめる能力を鍛えることでパニック発作をひきおこす可能性を低くすることができるのです。

むやみやたらに負荷を上げることは推奨しませんが、生きている中では避けられない負荷もたくさんあります。それに備えるためにも心拍トレーニングをしておいて損はありません。

 

ミッションが進むにつれて、ちょっとキツイ内容になります。自分のペースは崩さないでくださいね。

ミッションは次で最後になります。ファイナルミッション「無理せず適当に」ぜひご覧ください!

 

 

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