うつ病治療やうつ病回復には時間がかかるものですよね。当事者である、あなたが一番知っていることだと思います。そんな状態で右往左往していると「成功している人って何か特別なことをしているのかな?」って、気になるものですよね。
私自身も同じことを考えては色々調べたことがあります。でも、その答えはなかなか見つかりませんでした。
ただ、元気になった今、回復や管理に必要なことが何かを見つけることができました。そして、それを見つけることにより、治療がうまくいっている人たちが何をやっているのかも見えるようになってきたんですよね。
今回は、そんな成功法則について話して行きたいと思います。
キーワードはリスタート
早速、完治成功のコツをご紹介します。それは「リスタート」です。かっこよく横文字を書きましたが、「再出発」、「再スタート」が大事だということなんです。
これは、
- 治療を再スタート
- リハビリを再スタート
- 認知の修正を再スタート
- 体力増強を再スタート
- 感情コントロールを再スタート
- 職業訓練を再スタート
など、あなたが元気になる取り組み全般に対しての「再スタート」のことを指します。
失敗しない人はゼロ
実は、うつ病治療に成功している人ほど、多くの失敗や挫折を繰り返しています。どんだけ壁にぶち当たるんですか?ってくらい、めっちゃ失敗しています。そのたびに泣いたり、落ち込んだり、苦しんだりしながら、再びスタートを切っているのです。
うつ病というのは悲観的な感情が多く出てくる特徴を持っており、かつ、意欲の低下が重なるため行動ができなくなることが沢山あります。ですから、ガンガン「何かをやる。達成する」といった行動を起こすことは難しいです。
ですから、リスタートするのに時間がかかるのが一般的です。そのリスタートにかかるインターバルを短くする工夫がうまい人ほど治療がスムーズにいっているんですよね。
インターバルを短くしよう
インターバルを短くする方法は人それぞれ違います。たとえば
- 認知を正しい方向に修正する
- 失敗は誰でもする。諦めなければいいと自分に声掛けする
- 体調が安定する食べ物を見つける
- 寝逃げを習得する
- 今に集中する
- 今できていることを数える
- 信頼できる人に慰めてもらう
- 自分の尊敬する人の成功体験を読む
などなど、色々な方法があります。
あなたは、何をするとリスタートが早くなりますか?それを探っていきましょうね
僕の場合は、
- 誰でも失敗はする
- 10回に1回成功すれば100点満点
- 最後に成功すれば、失敗したことにはならない
- チョット休んで、回復してからまたやろう
という風な思考を持つようにしてインターバルを短くしていますよ☆
やりすぎ禁物
ただ、インターバルをゼロ秒にすることは無理です。ですから、瞬時に立ち上がれるようになる!って目標は持たないようにしてくださいね。
また、インターバルを短くしようと思うばかりに焦る気持ちが強くなるようならインターバルなんて、忘れてしまいましょう。
うつ病を患っている時は、1日インターバルに使うなんてことは普通によくあります。下手したら1か月インターバルなんてこともあるんです。それなのに、いきなり数分や数時間でインターバルが終了するような目標で動いたら体調が悪化します。
やる気がでないは危ない
今のあなたができることからチャレンジしていきましょう。そして、うまくいかない時は休みましょう。休んで体力がもどったら、またチャレンジしましょう。その繰り返しです。それが、できるようになればリスタートができる体質になっている証拠です。
逆に、なかなか治らない人ほど「やる気がでてくるまで待つ」といった考えを持ち、インターバル時間が極端に長い傾向にあります。このような場合は、完璧主義が顔を出していないか注意してみてくださいね。
まとめ:今できることを今できる範囲でトライしよう
今できることを今できる範囲で、今取り組めるスピードでやっていきましょう。そして、沢山失敗しましょう。うまくいかない体験をしてください。最初は落ち込みます。泣いても良いです。それを繰り返しながらも諦めずリスタートするようにしましょう。
インターバルに1日使っても良いです。1週間使ってもいいんです。回復していけば、それは徐々に短くなります。また、インターバルを短くしようと行動を起こすと、回復は早くなります。
逆説的な部分がありますが、こういう特徴があるということだけ覚えておいてくださいね☆