2018/01/14

【必見】発達障害?「普通とちょっと違う」というのを、かりやすく説明してみる

昨今、知名度の上がってきた発達障害。うつ病をはじめとしたメンタルヘルス疾患の根本原因になることもあり、名前を知っている人は結構多いです。

でも、実際どんな感じなの?って聞かれたら、「う~~~ん?」ってなってしまいがち。ということで、今回は「普通とちょっと違う」と言われる発達障害がどんなものかをご紹介したいと思います。

「ちょっと違う」とはこういうこと

そもそも「普通とちょっと違う」というのは、どういうことなのでしょうか?その疑問を僕の実体験を交えつつ説明していきます。

ちょっとしたテスト

さて、ではここで簡単なテストをします。あなたも一緒に考えてみてくださいね。まず、紙を1枚とペンを1本用意してください。で、僕の指示通りに記号を書いてくださいね。ではいきます。

丸を三つ書いてください。はい。これだけです。簡単ですよね。紙やペンがない人は、頭の中で丸を三つ描いてみて下さい。

簡単ですよね☆

では、「丸を三つ書いてください」。

 

 

いいですか?

 

じゃぁ答えにいきますよ。

 

 

ちゃんと書きました??書くか、イメージするまで答えを見ないで下さいね。

 

 

 

いいですか?

 

 

書きましたか?

 

 

 

嘘はダメですよ(笑)

 

では、いきましょう。「丸を三つ書いてください」と言われて僕が書いた○はこれです。

 

 

いかがですか?たぶん、「えっ?」って思ったでしょう。あなたが書いた丸とは違いますよね。

あなたが書いた○は多分これでしょう。

いかがですか?どうですか?

実はこれ、コミュニケーショントレーニングで、よく出てくるテストなんですよね。紙とペンを渡して、「丸を書いてください」というと8割強の人が横並びに丸を三つ書くのです。

私の書いた重なった丸はアウトロー。100人いたら3人くらいしか書かないって講師の人には言われました。

そう、これが「普通とは、ちょっと違う」といった状態です。

丸を三つ書いたのですから、間違いではありません。でも、多くの人がイメージしている内容とはちがいますよね。

今回は、丸を書くだけでお題が終わりますからトラブルになりませんでしたよね。でも、この後に

「各丸の下に四角を書いて、上には△を書いてください。それが、何に見えますか??」

といったように追加でお題を出されたら、どうなるでしょううか?

僕のイメージでは答えが出せません。だって、こうなるから。。。。

むりやり回答するなら僕はこう答えます。「前方後円墳、、、、、」もうね、絞り出しましたよ、、、わけわかんないのに、むりくり回答しました(笑)

多くの人は以下のようになるでしょう。

ですよね?そして、答えは「おでん」「ランプ」とかになるんですよね。いかがですか?たぶんあなたは、これを書けると思います。

仕事になるとトラブルになる理由

いかがですか?このイメージの「ズレ」が、とっても問題なんです。

たとえば、これが仕事だとしましょう。上司は「丸を三つ書いて、上に三角、下に四角書いて客先に提出しろ」って指示をだします。文字だけ見たら、まぁ細かいアドバイスを出しように感じますよね。

でも、僕が依頼されたら、あの訳の分からない図を客先にもっていくことになります。しかも、簡単な仕事だとおもっている上司は確認すらしません。とうことで、このまま客先に出すことになります。そしたら、お客さん怒りますよね。「なんですか?これ(怒)依頼したものと全然違うんですけど、、、」って。

んで、お客さんから上司にクレームが入るんですよ。「あんた、依頼していないものを提出するなよ」ってね。そして、僕は上司に呼びつけられるわけです。そして、これをみせるんです。これをね。

 

そしたら、上司がブチギレるわけですよ。「お前、普通、こんなの書かないだろ!!」ってね。僕としては理不尽極まりないですよ。だって、丸の上下に三角と四角があるじゃないですか。言われたとおりにやったのに、何が悪いんだかわからない。

なのに、上司はこういいます。「書き直して来い。普通に書けばいいんだ普通に。いいか?丸を三つ書いて、その上に△、下の□だ。わかったな。」

さて、どうしましょうか?ここで、先輩に確認したり同僚に助けを求めたりしたら、求めている図をかけます。でも、自分一人で解決しようとしたらどうでしょう??

そうなったら、ずっと図形を書いては上司に見せて怒られるということを繰り返します。最終的には上司が爆発して「お前には頼まない!!雑用でもしとけ!!」っていうわけですよ。

そして、ここでも問題を起こすんです。一般的な雑用以外をイメージしますから、普通と違うことをしだすんですよ。そしたら、上司が大爆発するんですよね。「だれが、そんなことをやれっていったんだ!!!!こんなことも、わからんのか!!」ってブチギレるんですよ。こわいですよね。ドツボにはまるとはこのことです。

発達障害トラブルの影には抽象表現がある

実際の現場では、もっと複雑な作業をしますよね。そして、もっと細かい仕事を指示されます。なのに、途中経過を確認せずに結果だけを提出する。すると、とんでもない訳の分からない結果を出してしまうんです。

上司が「難しい」と思っていたら、救いもあります。途中経過をしっかり確認しますから。

でも、「学生でもできる簡単なこと」と思っていたらトラブルになります。なぜなら、途中で確認しないからです。

これが、「発達障害は、頼んだ仕事をしっかりやってくれない。普通分かるはずなのにね。簡単なことなのにね」って言われる部分です。「ちゃんと説明しているのにあいつはできないんだよ」って陰口まで叩かれた結果、体調不良になって仕事にいけなくなるんです。

<補足>
他にも色々なケースがありますが、基本的に「抽象的な部分」を共有できないことによるズレが大きくなってトラブルになりやすいのが発達障害です。特に「あれ」とか「これ」とか「それ」とか言われると、「違うものをイメージ」します。本人はわからないわけではない(他のものを答えだと信じている)から、余計に混乱するんですよね。「あれ?これじゃないの??」ってね。

<補足>
ちなみに、指示する側が発達障害でもトラブルになるケースがあります。「あれ」、「それ」、「これ」が大勢と違うことが多いからです。

<補足>
こういう話をすると「発達障害はバカな奴がなるものだ」という人がいます。ですが、これは間違いです。IQが通常の場合も多いですし、むしろ高い人もいます。しかも、本当に頭のいい人が上司についたら発達障害の人はうつ病などの二次障害を起こさずに働けます。なぜなら、上司の理解の範囲が発達障害の方の特性を網羅するからです。「この子は、こういう言い方をすると伝わる」というのがわかるので、トラブルにはなりません。

統計的に大多数から外れているだけ

今回は、図形を用いて簡略的に説明しました。ただ、本当の発達障害は、違う指標で色々と判断するということは、覚えておいてくださいね。上記のテストは説明しやすいから例に出しただけで本来の診断では使用しません。

大人の発達障害とは、その人の年齢で「大多数が習得していることを習得できていない」、かつ、「脳機能の障害で、今後もそれを習得できない、もしくは、習得が難しい」と判断された場合につくものです。ですから、薬物療法などで治療、もしくは安定化を図りながら日常生活を過ごしていくんですよね。

この部分が、子供の発達障害と違う部分です。子供の発達障害は「今後発達する要素がある」と判断されることもあり、特別教育などを施すことによってトラブルにならなくなるケースもあります。これが「発達障害は治る」と言われる所以ですが、基本的にはちょっとズレ気味な個性は残りますので、社会人になって困ることはあるんです。

私の場合は、上記の図形のテストを今後やったとしたら、必ず横並びで丸を書きます。だって、「そういうものだ」と、わかりましたからね。このように、その子の特徴に合わせてわかりやすい指導をし一般的には「こう考える」というものをパターン別に覚えていったり、知っていくのが特別教育なのです。

<参考記事>
大人の発達障害。これがうつ病の原因になることもあるって知ってますか?

発達障害は治る?治るというより適応するに近いという話

明確なな線引きなんてない

この発達障害が難しいのは明確な線引きがないことです。ここからこっちが発達障害で、ここからあっちは個性です。なんて指標がない。とういか、判断する要素が無限になるため、そんなの調べられません。

こういうのを症状の連続体とかスペクトラムとかって言います。色の濃淡のように症状がグラデーションになっているんですね。

じゃぁ、どうやって診断されるのか?といわれれば

  • 日常生活に支障をきたしている
  • MSDやICOと呼ばれる国際的診断ガイドラインにそって判断し、基準を満たす

という条件がそろった場合に診断されます。

ですから、許容力の高い人がそばにいたり、受け入れ度量の深い会社にいる場合は、発達障害の症状が強めでも発達障害と呼ばれることはありません。特に昨今は、発達障害と認定される範囲が広がってきている節があるため、診断されるかどうかは職場の雰囲気や文化、対応によって大きく変わってきます。

別記事で詳しく書こうと思いますが、僕が経験した職場では「発達障害の疑いあり」と呼ばれる社員を量産する部署がありました。問題上司の性で、全然問題ない人が「発達障害である」と人事に報告され産業医と面談するといったケースが横行したのです。その後、問題上司が発達障害であることが判明し、その会社は騒然としましたが、、、、

発達障害っていったって色々ある

このように、発達障害と一言でいっても色々あるんです。子供の発達障害から大人の発達障害まであります。さらに

  • アスペルガー症候群(ASP)
  • 注意欠陥多動障害(ADHD)
  • 学習障害(LD)

など、細分化するとさらに色々あります。ですから、一般の人が気軽に使うのが難しく、かつ、問題をはらむことをしっかりと覚えておいてくださいね。

正しく使ってほしい

大事なことなので、何度も言います。発達障害ってものは、

  • 広範囲のものを指す
  • 種類がたくさんある
  • 判断が凄く難しい
  • 素人が分かるものではない

ものです。ですから、ちょっと空気を読めないからと「あいつは発達障害だ」といったりするのはやめましょう。そういうことを言う人は知識が乏しいおバカちゃんなんだなと思われますからね。

まとめ:主観で大きく変わるものだからこそ注意して

何度も言いますよ。発達障害っていうのは認知度を上げるために簡略化して伝えられることが多いです。ですが、本来は種類がめちゃくちゃあって判断が難しいものです。ですから、一般人が勝手に判断するとトラブルになります。

特に主観によって捉え方が大きく変わります。だからこそ、注意してほしい。

ホントこれ、覚えていってほしいし、多くの人に知ってもらいたいです。ネットだけでなくリアルでも「発達障害は怠け」とか言われているのを見ると苦しくなるし、ツラくなります。というか怒りすらわいてきます。「お前は、どこまで理解して偉そうに話してんだ?このやろう、、、(ブチギレ)」ってなります。

心ない人間の配慮ない発言で、困っている人、苦しんでいる人が沢山います。社会というのは協力し合って作っていくものです。ですから、そういう間違った知識の元で生まれた偏見は撲滅してしまいましょう。

追記:僕について

こういう記事をかいているので、「お前は詳しく言うとなんていう発達障害なんだ?」と聞かれることがあります。ですが、僕は発達障害と診断はされていません。

そして、そういうと「発達障害でない奴が偉そうに講釈たれるな」と訳の分からない批判をいただきます。それに対しては「意味が分かりません」とお答えしております。

この前は、「発達障害と診断されてはいません」と答えたところ、「じゃぁお前は発達障害を馬鹿にしているんだろう」と言われてしまいました。前後の話から推測するに

  • お前は仲間じゃない
  • 「発達障害と診断されてはいない」=「俺を発達障害と勘違いするんじゃねぇよ!」と言われたように感じた

のだと思います。相手からしてみたら、

  • 記事を読む
  • この人も発達障害なんだ~仲良くなりたい~
  • ねぇねぇ、詳しくは、どんな障害名なの?
  • えっ発達障害じゃないの??
  • 仲間じゃないじゃん
  • 「僕はちがいます」の「は」が気に食わない
  • 「俺”は”ちがう」と言われたと勘違い
  • 「あっバカにされた!!」怒りが起きる
  • このやろ~~~~!!

だと思います、、、、、こういう時は、どうお答えしたらいいかわかりません、、、だれか、答えをください。とりあえず謝りながら、「バカにはしていません、、、」といいます。

大事ですから何度も言いますよ。発達障害を馬鹿にしておりません。僕自身も不登校経験があり、発達障害である可能性があると言われた過去があります。疑われたのはADHD(注意欠陥多動障害)です。時間を守ることが極めて苦手な上に、自分のやりたいことを好きなだけやる傾向があります。

多弁になることもありますし、超人懐っこいので知らないオジサンについていってしまって親に大目玉をもらったこともあります。自分の興味を優先しがちで指示を全うできなかったり、忘れ物をすることも多かったです。そういう部分をみると、やはり発達障害の傾向があるのです。

追記:障害者だから、甘やかすわけじゃない

「発達障害だから~できない」といった主張がよくあります。基本的には「じゃぁ”全部”代わりにやってあげるよ」といった対応は絶対にしません。私がとるスタンスは、「じゃぁできることとできないことを分けて、得意分野を任せるね。苦手分野は俺がやるよ!!」って対応をします。

少数ではありますが、「私は障害者なので、何でもやってもらって当たり前」と主張される方がいます。それ自体も障害の症状や特徴の場合もありますが、基本的に「そういう考えは問題がある」と伝えるようにしております。

発達に偏りがあるだけであり、自分でできる部分があるはずです。その部分までも「やってもらう」といったスタンスをとる人は症状を悪化させるだけでなくトラブルを起こしやすいので注意してほしいと思います。

障害者であることを隠す必要はないがアピールは禁物でも書きましたが、お互い支えあう世の中が大事です。自分のできることは積極的にやっていきましょう。そうしないと生きていく世界がどんどんと狭くなってしまいますからね。

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著者:モン介

雪の降る地域に住む、のほほんマイペース男子。 寝ることが好きで布団が親友、でも、気持ちい日差しも親友です。 うつ病に苦しみながらも、様々な人の力を借りて何とか克服。 現在は楽しく毎日を過ごしています。そんな経験が同じような苦しみを持つ人の力になれるよう活動します。

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