【危険】メンタルをやむ考え方の特徴は6つ

弱っている人へ
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HSP、双極性障害など精神疾患を患っている人は自分自身を追い込んでしまう思考をしがちです。でも、そんな特徴を持っているなんて知らない人が多い。特に不調に初めてなった人ほど自覚していないことが多いです。

自分をいじめる思考の特徴を知っておくと体調不良を未然に防げる確率が高くなります。そこで、今回はあなたを苦しめがちな思考の特徴をご紹介します。

苦しめがちな思考は6つ

優しくて気を遣う人、努力家で全開で頑張る人ほど以下の6つの思考をもっており己を苦しめがちです。

  • 先読み
  • ~べき思考
  • レッテル貼り
  • 深読み
  • 自己批判
  • 白黒思考

詳しく紹介していきましょう。

先読みとは

先読みとは、将来起きるであろう事象を予測し悲観的に考えてしまうことです。「~かもしれない」「~にちがいない」と自分の主観で決めつけてしまい悲観的な考えを強めてしまいます。

仕事が山積みで非常に苦しい。でも、周りのみんなも大変なときだし”ヘルプをお願いしたところで誰も助けてくれないにちがいない”、”私の能力不足かもしれない”から限界ぎりぎりまで我慢して一人で乗り越えよう

夫が黙って静かにしているのは”私の言動に不満があるからに違いない”

いかがでしょうか。思い当たる節はありませんか?

先読みのメリット・デメリット

先読みという思考にはいい面と悪い面があります。確認しておきましょう。

客観的で適切な先読みをすることができれば悪い将来に対して予防対策などの準備ができて危険を回避できる。

悲観傾向が強いと間違った先読みをしてしまい周りの人が全部敵に見え始めてしまいます。不安も強くなり自己防衛に使う時間や完璧さを求めるようになり自分を苦しめていくようになります。

メリットを強くするためには、先読みした結果を検証するのが大切です。「あの人はこう考えているだろう」と先読みしたら、本当にそう考えていたかを確認するのです。

確認した結果、予測が間違っていなければ問題ありません。予測が間違っているのなら少しずつ修正していきましょう。

~べき思考とは

~べき思考とは、その人の価値観や文化によって絶対にやらなければいけないという考えのことをいいます。以下のようなものがありますね。

仕事は完璧にすべてこなすべきもの

主婦は完璧に家事をやるべきだ

男は強くなければいけないし泣くなんて絶対にやめるべき

思考が多ければ多いほど自分を縛るルールが多くなり苦しむ機会がおおくなります。

~べき思考のメリット・デメリット

~べき思考にもいい面と悪い面があります。チェックしていきましょう。

公正・平等な意見でルールに近いものである場合は規則となり家族・組織などの集団の模範的な決め事・指標になる。

独自に決めた「~べき思考」というルールで自分に負荷をかけすぎて不調になる。または、周囲にも強制してしまい負担をかける。

必要ないことまで「~べき」と決めてしまい柔軟性がなくなる。

集団で生活していると「~べき」という思考は増えがちです。ルール作りなどにはいい面もありますが、過剰に「~べき」と決めると自分も周りも疲弊していってしまいます。注意しましょう。

あなたへの影響力が大きかった人物(親、教師、恩人など)からの助言や指導などで「~べき思考」が作られることもあります。不必要になっているようなら手放すようにしていきましょう。

レッテル貼りとは

レッテル貼りとは、個々の特徴を把握せず「型」にあてはめて全体をひとくくりに判断する思考のことをいいます。例えば以下のようなものがあります。

上司なら誰よりも大変な仕事を抱え込むもの

男は強く逞しくあるべき

私はダメな人間だから病気になるんだ

派手な人は繊細な心をもっていない

独断と偏見による考えなので事実と異なる認識をもちやすいんですね。

レッテル貼りのメリット・デメリット

レッテル貼りのメリットとデメリットは以下ですね。

ポジティブなレッテル貼りは相手にも自分にも良い影響を与えることがあります。「○○な人はいい人だ」「○○な人は優しい」などはプラスの感情を生み出して良好な人間関係や環境を築きやすいですね。

ネガティブなレッテル貼りは、いいことがありません。まわりのことを適切に把握できなくなるため、どんどんマイナス思考を強めます。特にラベリング理論のように「つけられたレッテルに沿った行動をとる」ような状況になれば自分自身も思考に呑まれ不調になりやすいです。

不調になりやすい人は、得てして自分にネガティブなレッテル貼りをしている可能性が高いです。まずはレッテルを貼っていることに気づき、はがすことが大事ですね!

<ラベリング理論とは>
1960年代にハワード・ベッカーという社会学者が提唱した理論です。人の逸脱行動(問題となる行いなど)はレッテルによる影響が大きいとした理論です。

「あいつは不良」だというレッテルとはると問題行動を起こしやすくなる、「あの人は優秀だ」とレッテルをはると優秀な行動を起こしやすくなるというものですね。

深読みとは

「深読み」とは、物事を深く考え先回りして予測し行動することをいいます。特に不調になりやすい人は「他人の些細な言動」を重く受け止め、「自分が悪い」「自分のせいで相手は怒っている」と考えがちですね。

「あなたは明るく賑やかな人ですね」といわれたら、うるさくしすぎたと考える

目が合ったのに話しかけてこなかった。私は嫌われているんだ。もしかしたら、相手の機嫌を損ねることをしてしまったのかもしれない、、、、

深読みができるということは想像力があり思考力が高い人なんです。ただ、非常に疲れてしまいますよね。特にマイナス方向に考えすぎるようになると不調の悪循環がすすみどんどん体調は悪くなりがちです。

深読みのメリットとデメリット

メリットとデメリットは以下ですね。把握していきましょう。

適切な深読みができる人は先を予測し配慮しながら行動・対処することができます。そのためトラブルに見舞われることも少なく、人を助けたり励ますことが多くなるので感謝されやすいです。

深読みをすると消耗が激しいです。疲れている中で無理して深読みをするとどんどんネガティブな思考が支配し自分を責めるようになってしまいます。

不適切な深読みでは予測が外れることが多くなりトラブルなどの原因にもなりやすいです。

深読みは自分を守るツールでもありますが多用すると自分を攻撃してしまうことに注意ですね。

自己批判とは

自己批判とは、その名の通り自分自身を批判したり責めてしまう考え方のことですね。精神疾患などを患う人は必ずといっていいほど、この特徴をもっています。例えば

精神疾患になった自分はダメな奴だ

会社を休むなんて常識外れなんだ。私は、、、、

あのときの発言は相手を苦しめたかもしれない。配慮が足りない自分なんて最悪だ

抑うつ状態のときやストレスMAXの時ほど強くなる思考です。これが強くなると不調を加速させてしまいます。

自己批判のメリットとデメリット

自己批判というのはあまりメリットはありません。強いてあげるなら以下のようなものがあります。デメリットも紹介しておきますね。

そう状態や暴走中で自分は間違いなんて起こさないと過剰な自信をかかえているときに「本当に自分は間違っていないか?」「問題となることを起こしていないか?」という視点をもてる部分はメリットといえるでしょう

自己批判をすることで自信や自己肯定感が低下します。すると、何をするにも不安が伴い身動きがとりにくくなります。ひどくなると判断もできなくなるばかりか自分の存在まで否定するようになってしまいます。不調を加速させる可能性も高いので注意が必要です。

白黒思考とは

白黒思考とは、物事を極端な2極で考えてしまうことをいいます。例えば、

好きだけじゃダメ。大好きでなければ嫌いと同じ

親友と喧嘩した。もう仲良くなんて絶対にできないんだ

今日は1日外に出れなかった。今日1日すべてがダメな日だ

いかがでしょうか?白黒思考とは自分では気づきにくい部分です。癖になりすぎて、それが当たり前になっているんですよね。親しい人や支援者がいれが指摘してもらうことで気づくことができるかもしれません。

白黒思考のメリットとデメリット

白黒思考にもメリットとデメリットがあります。あまりメリット部分は多くないですけどね。

極端ではあるものの判断がしやすい思考になります。中途半端な思考が減るのでわかりやすい考えになります。

人生とは玉虫色の判断が常に必要になります。端的に言えば「中途半端な判断でやりすごす、もしくは、流れに身をゆだねる」ことが多いんですね。そのような状況で白黒思考を発揮するとトラブルが起きやすいです。

白黒思考は2極でしか判断できないため極端な判断や行動も多くなりストレスが多くなります。

複雑な人間関係をかかえる現代では白黒思考をもっていると苦しむことが多いですね。

苦しめている思考に気づくのが大切

これまで説明した思考はあなたを苦しめやすい考え方の癖です。しかし、この考えをかえるのは時間がかかりますし、時には苦痛を伴ったりもします。だから、無理して変えようとしないでください。

対処法としては「どんな思考で苦しんでいるのか」「どんな癖をもっているのか」を知ることです。

自分の特徴をしり「あぁ今自分は、こんな考えにとらわれているな」と客観視することで、どうしたらいいかは自ずと見えてくることが多いんですよね。

紙に書き出すこともオススメですよ!

かつてはあなたを守る思考だった

たくさん自分を苦しめる思考がみつかるかもしれません。それを知ると「自分って駄目な人間だ」とおもうかもしれませんね。でも、ちょっと待ってください。それは間違いですよ。

その考え方の癖は過去にあなたを助けている思考でもあったのです。その思考が強くなり多少形を変えて、あなたを苦しめるものに変わってきました。それを忘れないでくださいね。

何度でもいいます。あなたはダメな人ではありませんからね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?あなたを苦しめている思考は何個ありましたか?まずは、その思考を強く持っているかどうかを把握することが大事です。

把握ができたら、どういう風に考えると気持ちが楽になるか考えてみましょう。そこに体調安定のヒントは隠されていますからね。

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