開き直りを習得すればうつ病が遠ざかる

弱っている人へ
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スーツを着た男が両手を広げて開き直りながら言い訳している姿

開き直る。それは、普段わるい意味で使うことがほとんどですが正しい使い方をすれば人生を楽にしてくれるものです。

とくに、うつ病をわずらている人は正しい開き直りを知っておくだけで生活がかなり楽になっていきます。そんな開き直りをご紹介。

「開き直る」を使うとき

あなたは開き直るという言葉を普段どういう風につかっていますか?たまに使いますけど、すぐには浮かんできませんよね?

ちょっと考えてみてください。あなたはどういう時に「開き直る」「開き直った」と使いますか?

お前がわるいというメッセージで使う

イメージはできましたか?おそらくそのイメージはよろしくないものだったと思います。

大きな失敗をした後輩に説教をしていた時に「だから謝ってるじゃないですか」なんて、けんか腰できたら「あいつ開き直って喧嘩打ってきやがった」と同僚に愚痴っていたかもしれません。

大切な誕生日を忘れてしまって彼女をトコトン怒らせてしまったことがありますよね。怒った彼女に色んなことをして許しを乞うても許、してくれないかもしれません。そんなとき「いいよ。開き直って忘れてやる」なんて言い放ったかもしれませんね。

そうなんです。私たちは日頃「開き直る」という言葉を使うときは「悪い方の人が、悪くないようにふるまう」ときに使います。

今どきの言葉でちかいことばでいえば逆ギレに近いものがありますよね。

言葉の意味を詳しく知ろう

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さて、そんな風に使っている「開き直り」のコトバ。その言葉をちょっと詳しく調べてみましょう。

なぜなら、言葉ってわかっているようで理解してない部分が沢山あるからです。

「開き直る」という意味

じゃぁ、早速ネットで「開き直る」を調べてみましょう。するとすぐに以下のような説明を見つけることができます。

ひらき なお・る -なほる [5] [0] 【開き直る】

( 動ラ五[四] )

急に態度を変えてきびしくなる。覚悟をきめて,ふてぶてしい態度に変わる。いなおる。 「 - ・って反問する」

 

私たちが「開き直る」を使うさいは、「ふてぶてしい態度に変わる」という意味で使うことが多いですね。ふてぶてしいという言葉を聞くだけでイメージ悪いですよね。

逆ギレしたときのようなふて腐れた顔が浮かび上がってくるでしょう。

さて、それははたして意味合いが正しいものでしょうか?次は「ふてぶてしい」を調べてみましょう。

「ふてぶてしい」という意味

では、先ほどお世話になったweblio辞書さんのページで「ふてぶてしい(太々しい)」を調べます。すると以下のような内容が見つかりました。

ふてぶて し・い [5] 【太▽ 太▽しい】

( 形 ) [文] シク ふてぶて・し

平然と図太く構えている。憎らしいほど,ずうずうしい。 「 - ・い男」

weblio辞書 ふてぶてしいのページ引用

はい。間違っていませんでしたね。先ほどふてぶてしいという言葉から連想される顔をかんがえてみたら憎たらしいふて腐れた顔が浮かびました。

そのイメージ通り「憎たらしいほど、ずうずうしい」という意味がありましたね。私たちは、日頃こっちの意味でつかっていることが多いです。

ですが、ふてぶてしいには違う意味もありますね。そう、「平然と図太く構えている」という言葉。

これはどんなイメージでしょう。なんとなくボケっとしているようなイメージが浮かびそうですが、こんどは「ずぶとい」について調べてみましょう。

「ずぶとい(図太い)」という意味

またまたweblio辞書から引用しましょう。

三省堂 大辞林

ず ぶと・い づ- [3] 【図太い】

( 形 ) [文] ク づぶと・し

〔近世以降の語〕

周りの反応など気にせずに,平然としているさま。神経が太い。
<中略>

実用日本語表現辞典

図太い

読み方:ずぶとい
別表記:ず太い

性格などが逞しく、ちょっとやそっとのことでは打ちひしがれない様子。常に平然としているさま。神経が太い、などのようにも表現する。

これでイメージしやすくなりましたね。ちょっとやそっとじゃうちひしがれない人のことをいいますね。

周りに悪口を言われようが嫌味を言われようが何食わぬ顔で過ごせるようなたくましい人を指します。

このように分解して調べていくと「開き直る」という言葉の意味は私たちが思っている意味と多少イメージが変わりましたよね。

最初のイメージでは「開き直る」=「悪いのに悪くない態度をとる」でした。今回、分解して調べた語句をまとめれば「開き直る」=「覚悟を決めて、周りの反応など気にせずに平然とする様」といえるのです。

うつ病になったことを悩むなら開き直ればいい

ここまでくると、私が伝えたいことがわかってもらえたと思います。

うつ病をわずらうと周りの反応を気にしていつも悩んでいませんか?

うつ病になったこと自体を悪いことと感じて、毎日いたたまれない気持ちになっていませんか?

そんなことを考える必要はありません。うつ病になったことは悪いことではないんです。ですから、ぜひ開き直ってください。

自分を優しく抱きしめて許してあげるとつぶやいている天使の女の子

うつ病になり休んだことを許しましょう

あなたは自分がうつ病になって休んだことを許せないでいると思います。大事な仕事に穴をあけて周りに迷惑をかけたことに引け目を感じているかもしれません。

ですが、それを一生悔やんでいても前には進めません。うつ病になってしまったのですから、それは変えようもない事実です。

うつ病になって迷惑をかけた人にはココロからの謝罪とお礼をすればいいのです。それを一度伝えれば、もう自分をゆるしてあげてください。

そして、開き直って前に前進してください。

開き直ることでうつ病再発の確立が減る

いつまでもうつ病になった自分を許せないでいるとうつ病はどんどんひどくなっていきます。

なぜ、自分はうつ病なんかになったんだ。うつ病になったのは自分が必要のない人間だからだと勝手に思い込むようになります。

そうなれば、良くなるものもよくなりません。

開き直るということはうつ病を受け入れるということです。うつ病を克服するにはまず受け入れる必要があるのです。

うつ病の自分も自分自身だと受けれることで自分を労われるようになります。そうなれば、うつ病の再発率はかなり大きく下がるのです。

まとめ:今の自分を受けれるため開き直ろう

うつ病になる人は自分自身を受け入れなかった人です。そして、うつ病になった自分なんかもっと受け入れない人なのです。

でも、それは自分を傷つけているだけなのです。自分を傷つけていった結果、うつ病になってしまったのです。

それに気づいてください。そして、自分を自分で受け入れてください。そのために、うつ病になったことを開き直る必要があります。

うつ病になったことを後ろめたくおもう気持ちはわかります。でも、開き直り受け入れることで快方に向かうことを忘れないでください。

 

 

 

 

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