うつ病をわずらい療養を余儀なくされたあなた。休みなさいと言われた日からずいぶんと寝続けていることでしょうね。でも、すこしだけ元気になって少し動けるようになってきていませんか?
そんなあなたへ贈る、克服へのメッセージです。
今回はココロ編。前回連載の体力編も合わせてどうぞ
体力編はこちらです。
うつ病を克服せよ!体力編1stミッション「一日起きていて!」
うつ病を克服せよ!体力編2ndミッション「”毎日”5000歩動こう!」
うつ病を克服せよ!体力編4thミッション「心臓を目覚めさせろ!」
うつ病を克服せよ!体力編ファイナルミッション「無理せず適当に」
うつ病克服にはココロの調整が不可欠です。
うつ病をで動けなくなり長い療養を経たあなたは、そろそろ動きだそうとしていると思います。でも、体が動くようになったからと何も準備せずに戻ったらまたツラい思いをすることになる確率は高いでしょう。
できればココロの調整をしてから復帰するのがベターです。昨今の復職プログラムと呼ばれるうつ病患者が休職から復職をスムーズにこなすためのプログラムでもココロの調整は組み込まれていることが多い分野。
といってもそんなに難しいことはしませんから安心してくださいね。まずはあなたのココロを知ることから始める必要があります。あなたのココロはあなたが思っている形や色ではないかもしれません。
頭の中で考えているだけでは捉えれないココロをとらえることを始めましょう。
ココロの調整には記録をとることが重要
では、具体的に何をすればいいのかという話をします。やることは一つ。日記をつけるのです。
日記をつけたことはありますか?私は残念ながら夏休みや冬休みなどの宿題の時くらいしかつけたことがありませんでした。女性の方たちはつけている人も多いと聞きますが、男の人はつけていないことが多いですよね。
実はこの日記というのはココロを知るためのツールとしてはとても優れているもの。そして、ココロの調整にも大活躍するものです。
つけ方は簡単。その日なにがあってどう感じたかを書き留めるだけ。最初は書くのがツラくて1行くらいしか書けないかもしれません。何もやっていなくて書くことがないという人もいるかもしれません。でも大丈夫。書くことは何でもいいのです。
行動はしてなくても一日何かを考えていませんでしたか?仕事のことですか?お金のことですか?将来のことですか?大事な人のことですか?なんでもいいのです。思ったことを書きましょう。
書くのに慣れてきたら3行くらいの文章をつけるのがいいですね。さらに良くするなら、その日あった良いことと悪いことを最低一つずつかけるようになるといいでしょう。
難しく考えず日記をつけることから始めよう
あなたはとてもまじめな人です。だから、上の文章を読んで三行以上で良かったことと悪かったことを書かなくては「いけない」と思い始めてませんか?
そんなに肩に力を入れなくてもいいですよ。できる範囲でやればいいのです。一日一行でも全然大丈夫。それだけで物足りなくても毎日続けるのは大変なことです。
書いていることが幼稚だと思うかもしれませんね。それでもいいのです。難しいことはかんがえず思ったことを記録することに集中してください。なんでもいいのです。
1週間前の自分の記録を読むだけで気づかない点に気づくもの
そうやって日記を書き続けていると一週間はあっという間に過ぎるでしょう。そして、余力があるときにふと見返してみてください。最初の頃は気力が全然なくて字も小さく震えていたりしていませんか?
それが、日を増すごとに力だ多少出たような文字になっていたりするでしょう。良かったことが一つくらいならすぐ出てくるようになっているかもしれません。
そして、一週間前自分が何を感じてたかを確認したら少し驚くことが書いてることもあります。ネガティブなことかもしれません、たわいもないことかもしれません。大それたことかもしれません。
でも、そのすべてがあなたですから真面目に受け止めてあげてください。
意味がないように感じても毎日続けてほしい日記
このように日記を毎日書いて見返すだけだと意味を見いだせないかもしれません。特に男の人は続けるのが苦痛になるでしょうね。理屈がわからないでしょうから。でも、この記録はとても大事です。ココロの調整にも使えるし、日々の体調の記録にもなりますから。
今日は元気とか、今日は元気じゃないとか書いていなくても長く書いていればその時調子がよかったのか悪かったのかがわかるようになっていきます。文字は思っている以上に正直です。
調子が悪いとまっすぐな線が書けなかったり、殴り書きになっていたりします。焦ってミミズみたいな文字になっていたり、イライラしてハネがかなり力強かったりします。
このように、いろいろな情報が詰まっているのが日記です。なんとなく意味がないように感じても毎日続けてください。
毎日続かなくてもできる日に日記を書こう
とはいうものの、毎日書けないこともあると思います。ツラい症状になやまされて日記どころではないという日もあると思います。そういう時は日記をかけなくてもしょうがありません。それだけ調子が悪いということです。
日記が続かないというのも一つの判断材料でもあります。でも、かけるようになったらまた書き始めてくださいね。どうせ書けなくなる日があるからと投げやりになって辞めてしまうと前に進めません。
できない日があってもいいのです。苦しい日があるのがあたりまえなのです。できる範囲でできることをやりましょう。
まとめ:日記はココロを知るための大事なツール
この日記は、元気になるまで大事なツールになってきます。ですから、できれば毎日つけてほしいです。ですが、正直に告白すると私は日記を毎日つづけるのがうまくできない人でした。
夜日記を書き始めると長文を書き始めてしまい、寝る時間を削ることになるのもしばしば。苦しい文字ばかり出て書くのが嫌になることもありました。だから、毎日書くのが大変なのは知っています。でも、この日記が大事なツールになることも知っています。
だから、皆さんにはできる限り日記をつけてほしいと伝えます。その日記があなたのココロを知るためのツールになるのです。これは長くつければ長くつけるほど明白にわかります。だから、可能なら毎日つけてほしい。
どうしても続かない人はかける日だけでいいですので書いてみてくださいね。それでも大丈夫です。わたしも書くのは大変でしたから。
次のミッションは「心の奥底を探ろう」です!ぜひご覧ください!!