うつ病を患った旦那が散在して困っている。「そんなことあるの??」って声が上がりそうですが、実はけっこう多い話なんですよね。大金を散財する人から小金を垂れ流す人まで千差万別なダメ夫がいるのが現実です。家計を守っている嫁としては、「なんとかしなくては、、、」と思っている反面、うつ病をわずらっていることを考慮するとなかなか話し出せなことが多いですよね。
そんなあなたの背中を押したい!!そして、お金の話をするときの注意点とコツを知ってほしい!そんな思いから、今回はこの記事を贈ります。
お金の話はOK
まず、最初にいいたいことは「うつ病患者にお金のことをしてもOK」ということ。ただし、条件があります。それは、散財している場合です。これは金額の大小関係なく、お金を使うことができるくらい体調が回復している状態である必要があるんです。この条件をみたしていれば、お金の話をしてOKです。
散財をする元気があるのなら、仕事に復帰したり社会復帰する方向で体力をつかってもらった方がいいです。家計は火の車ですから、その状態を伝えましょう。
お金の話がNGの場合
もし、以下のような状態なら話し合いはしない方がいいです。
- 毎日寝込んでいるばかり
- 起きてはいるけどボーっとしている
こういう時にお金の相談をしなければいけない時は、収入確保をしなければいけない。という内容でしょう。ただ、今現在彼は、働けるような状態ではありません。
その状態で、収入を増やしたいと彼にいっても何もできません、それどころか、体調不良を責めてしまうことで状態は悪化。これでは、治りが悪くなってしまいます。へたすると病院代や自分の食費を削りかねません。そうなったら、どんどん状態は悪化してしまいます。
ですので、この場合は
- 倹約を方法を模索し、実行
- 妻が稼ぎに出れないかを検討
- お金を援助してもらえないかを検討(国や民間の制度を探す)
という行動が必要です。
相談するときの注意点
ただ、あなたの旦那様の件では、すでに散財していると思いますのでお金の話しはしてOKです。むしろ、しなければなりません。
では具体的な相談方法の話しをしましょう。せっかく話し合うのですから、建設的な話し合いをしたいですよね。ただの喧嘩になってしまってはお互いに良いことがありません。ですので、以下の注意点を意識してください。
- 感情的な相談はしない
- 数値を使った論理的な相談をすること
- 相手の批判はしない
- 共に乗り越えようという姿勢で相談すること
- 一回の相談ですべて改善できると思わずに挑むこと
- 感情が爆発しそうになったら距離を置くこと
おそらく、あなたはすでに物凄いガマンをしています。ですから、めちゃくちゃ感情的に意見を言ってしまうことになります。そして、「お前が散財するから家計が火の車なんだバカヤロウ」と相手を批判したいでしょう。ただ、これが逆効果なんです。人は、自己防衛本能があるため攻撃されると防御に入るか攻撃するようになります。そうすると相手の言葉が入ってこなくなるんです。これでは相談していること自体がなかったことになりかねません。
ですから、ここはグッとこらえて論理的に数字を見せて相談しましょう。そうすることで、相手側も相談内容を理解できます。また、数字が見えることで現状を把握しやすく、危機状態を理解できます。
散財する人というのは、自分でまき散らしているお金の多さを把握していません。もちろん家計が火の車状態なんて思ってもいないのです。それを分からせるためにも冷静に数字で教えてあげましょう。家計簿をつけているなら、それを見せながらがいいですね。
また、一回の話し合いで全てが改善できると思うと失敗に終わります。そんな簡単に散財がとまるなら、ここまで悩まなかったですよね。ですから、年単位で改善できるように考えておくのが良いです。ただ、彼に伝えるのは「月単位で改善していきたい」と伝えましょうね。彼に年単位で改善したいなんて言うと安心しきってしまい散財が止まりません。
また、話しているうちに訳の分からない子供みたいな理屈を持ち出して反論してくることが多いです。そうなったときに、あなたの感情は大爆発するでしょう。ただ、落ち着いてください。爆発しても何もいいことがありません。散財はエスカレートしますし、彼の体調も悪くなり、あなたの心身もダメージを負います。
そういう時は理不尽ですが、グッと我慢して一旦話し合いを中断。彼との距離を話してください。そうして、感情を落ち着けられるようになったら、また話しましょうね。
お金の管理をコントロールするには時間がかかります。一般的な夫婦でもお金の管理は喧嘩になる問題です。ですから、あなたが悪いわけではありません。本当に大変な思いをしますが諦めなければ必ずコントロールできますので、できる範囲で継続して話し合いをしましょうね。
お金のことを納得してもらうコツ
そして、お金の相談を成功させるコツは、旦那の特徴を捉えることです。旦那が
- 感情重視型
- 論理重視型
かを見分けましょう。うつ病になりやすいのは論理重視型です。ですが、うつ病の影響や治療などで感情重視型に変わっている場合があります。ですから、現在の彼がどっちの型なのかをまずは知りましょう。
感情重視型の場合は、感情に訴えかけるような説得がいいです。例えば
- 本当に苦しいの。家計がまわらなくなったら、あなたと楽しい毎日をすごせない
- 必死に頑張っているのにお金が足りないの、、、、(涙)
- どうしてわかってくれないの、、、、(涙)
といった形で、要所要所で感情を伝えるようにしましょう。そうすることで、あなたの本気の苦しさが伝わり、どうにかしようって思うようになります。
論理重視型の場合は、数字と予測を重点的に伝えましょう。例えば
- このままの支出がつづくと、○か月後に貯金が○○円になります。
- この状態であると、○年後の子供の学費が捻出できません
- 毎月あなたが散財してる額は、○○円です。これは月の食費の○%に当たります。多いと思いませんか?
など、一見冷たいように感じるような状況説明が功を奏します。悪ふざけしていない分、本気度が伝わります、また、数字により正確に今の状態がわかりますので、理屈で考えれば現状がまずいことを理解しますので対処してくれることが多いでしょう。
厄介なのは感情重視型
厄介なのは感情重視型で、改善してくれないことが多いです。この場合は、
- 辞めようと思っていたんだけど、、、、抑えられなかった
- いやぁついつい散財してしまったんだわ
- 友達の誘いは断れないじゃん
などなど、色々な感情的な言い訳をして散財を続けようとするわけです。呆れてものも言えないでしょうが、簡単に許してはいけません。人間は様々な状況から行動を学びます。言い訳すれば許してくれると学んでしまうと無意識に言い訳を作り出してしまい、踏ん張りたいときに踏みとどまれなくなります。彼のことを思うなら、許さないのがいいです。
たとえ彼の調子が多少悪くなったとしても許してはいけません。これは、生活に係わることです。うつ病だから約束を破ってOKなんてわけにはなりません。自分で約束を破り、自分で体調を悪化させたのですが自分でどうにかしてもらいましょう。冷たいですが、これも彼のためなのです。
体調が悪くなることで全てが許されるという環境を作ると彼はどんどん頑張れなくなっていきます。そうなっては、彼は社会復帰できなくなってしまいかねないのです。
散財が辞めれない時の強硬策
どうしても散財を辞めてくれない場合は、強硬策に出ましょう。
- クレジットカード没収
- キャッシュカード没収
- 現金はお小遣いのみしか渡さない
という対応をとるのです。物理的にお金が使えない状態にするんですね。
これには反発する旦那が多いですが、「これ以上散財されると破産する!!だから、ダメ」とキッパリと突っぱねましょう。
「うつ病だからしょうがない」はウソ
強硬策に出ると、一部の人は「うつ病だからしょうがないじゃないか!!」って叫ぶんですけど、僕からしてみれば、そういう奴はうつ病ではありません。「うつ病だから遊ばなければならない!!」っていう人は、一度違う病院で診察してもらう必要があります。なぜなら、違う精神疾患である可能性が高いからです。
うつ病というのは抑うつ状態と呼ばれる
- 不安感が強い
- 恐怖感が強い
- 孤独感が強い
- 焦燥感が強い
- 元気がでない
- 意欲の低下
- 希望が持てない
- 希死念慮
- 思考抑制
などの症状がでます。ですから、家計を壊すほどの散財などできないのが普通です。それなのに、元気に毎日散財できる時点で、ちょっと変なんですよね。
精神疾患は他に
- パーソナリティー障害
- 躁うつ病
- 発達障害
- 統合失調症
など色々なものがあります。それぞれ、治療法も違いますので正しい診断が必要です。もし、散財を元気にやる場合は治療のためにもセカンドオピニオンを考えましょう。
散財してしまうのはパーソナリティー障害か躁うつ病の「躁状態」の時が多いですよ。
自分を責めてはいけない
また、うつ病をわずらっている旦那にお金の相談をしたら、たまに以下のようなことを言われることがあるでしょう。
- お前がお金の話をしたから体調が悪いんだ
- 遊びにいけなくなって体調が悪い
- 楽しいことがなくて憂うつが増した
- 毎日、つまんない
こういわれてしまっても、あなたは自分を責めてはいけません。これは彼の戦略なんですよ。
相手に罪悪感を抱かせ。自分の思い通りにしようとしているんです。人って苦しい時や追いつめられた時に、こういう行動を使って相手をコントロールしようとします。これは意識的にやる人もいますし、対抗状態という言わば「赤ちゃん返り」のような症状で無意識にやる人もいます。
ですが、のまれてはいけません。いいですか。あなたは家計を守っているんです。これは何よりも優先する必要のあるものです。間違っていないんです。だから、自分のことを肯定しましょう。
あまりにも彼が攻撃的になるようなら、別々に暮らすことも考えましょうね。攻撃できるというのは元気があるということです。離れて暮らしても大丈夫だと思います。
まとめ:お金は大事!夫婦そろってお金のことを考えよう!!
人生はお金ではないといいますが、お金がゼロでは生きていけません。限りあるお金の中で、うまくやりくりしながらやっていくしかないんですよね。それをするには夫婦片方だけが頑張ってもダメなんです。夫婦そろって一緒にお金のことを考える。夫婦そろって乗り越える。そういう経験が絆を強くし、お互いを信頼し合えるようになるんです。
完璧な夫婦はいません。簡単にうまくやることなんてできない。でも、だからこそ今できることを少しずつやるのが良いと思います。まずは協力し合えるためにも現状のお金の話をしてみましょう。
最初は子供っぽい理屈をこねくり回して、お小遣いが欲しいとわめくかもしれません。でも、何度も相談することで彼も理解してくれるようになります。それを繰り返すのはツラいでしょうが、あなたが諦めない限り彼は変わっていきますよ。
コメント