意識混濁(こんだく)とは|ぼーっとしている状態

豆知識
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意識混濁(いしきこんだく)とは、意識がはっきりしていない状態であり、ぼーっとしていたり、刺激に反応がなかったりする状態のことをいいます。状態により「昏蒙(こんもう)」「昏睡(こんすい)」「昏眠(こんみん)」と呼び名がかわります。詳しく説明していきましょう。

精神疾患・障がいと意識混濁の関係

精神疾患や精神障害を患うだけでは意識混濁(いしきこんだく)という症状に直面することはほとんどありません。

問題となっていたり本人を苦しませたりする症状を抑え込むために強い薬を服薬するときなどに現れることが多いです。

意識混濁(いしきこんだく)が起こるとき

意識混濁(いしきこんだく)という言葉は、終末期など命がついえる直前の高齢者医療などの現場でよく聞く専門用語です。

精神疾患や精神障害の人が意識混濁(いしきこんだく)状態になるのはOD(薬の過剰摂取)や強い副作用がでる薬の服薬調整中のときなどですね。

ちなみに意識混濁(いしきこんだく)の状態では「昏蒙(こんもう)」「昏眠(こんみん)」「昏睡(こんすい)」という言葉でより詳細な状況を表すことがあります。

昏蒙(こんもう)とは、ぼーっとしたりぼんやりしたりしており、浅い眠りに近い状態のことをいう専門用語です。

昏眠(こんみん)とは、強い刺激などを与えることで一時的に反応を確認することはできるものの、意識がはっきりする状態である「覚醒状態」にならない状態のことをいう専門用語です。

昏睡(こんすい)とは、何をしても反応がない状態のことをいう専門用語です。

まとめ

意識混濁(いしきこんだく)の状態がみられたら医療機関に相談し医師の判断を仰ぐのが重要です。とくにOD(オーバードーズ)したときなどは緊急搬送が必要になることを覚えておきましょう。

医療保護入院などで入院中は服薬調整をしていくことも考えられます。その場合も強い薬を調整し一時的に意識混濁(いしきこんだく)状態になるケースもあります。

ただ、意識混濁(いしきこんだく)状態になっても通常レベルの意識状態に戻ることが多いですから安心してくださいね。

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