大事なペットとの死別。準備と心を守る対策。

弱っている人へ
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人生100年時代。いろいろな関りがあり、自分の命より大切なペットと出会うこともありますよね。素晴らしい時間をすごしていた矢先に訪れる別れのタイミング。ショックの大きさにパニックになってしまっていることでしょう。

時間は待ってはくれません。最愛のペットと残りの時間をどうすごすのか、別れた後に自分を守るためにはどうしたらいいのか。あなたを守る知識をおくります。

お別れが近いと分かったときの注意点

いつか別れがくるとわかっていたとしても、具体的に時期がわかると大きなショックをうけます。大丈夫と思っていたとしても動揺は隠せませんよね。そんな時ほど以下2つは意識してください。

  • いつもの関りを急激に変えない
  • 必要なケアを振り返る

詳しく説明していきましょう。

いつもの関りを急激に変えない

「別れ」という大きな出来事を目の前にして頭が真っ白になっていることでしょう。あまりの辛さから最愛のペットとのかかわり方を急激に変えてしまうかもしれません。

好きなものを大量に買って与えたり、過剰に抱き着きまくったり。もしかしたら、いままでの関わり方を悔んだり、あなたの愛情を再度伝えるために必死に行動を起こすかもしれませんね。逆に、別れの悲しみを軽減させるために関りを避けるようになる人もいます。

この変化はあなたにとっても、最愛のペットにとっても負担が大きいです。まずはショックを解消するために急激に行動を変えるのはやめましょう。今の現状を冷静にうけとめ、負担の少ない範囲で関りを見直していくのが良いですね。

必要なケアを振り返る

あまりのショックの大きさから必要なケアを忘れてしまうなんて人もいらっしゃいます。あなたは大丈夫ですか?

死期が近い場合はいろいろなケアが必要なことが多いです。ケア内容を漏れなく把握できるように振り返る時間をもちましょう。

できないケアや必要以上のケアを考える必要はありません。できることは限られています。まずは必要最低限のケアを書きだしましょう。

必要最低限のケアを基本とし、後は時間とあなたの余裕をみながら、よりよいケアに変更していくことが重要です。

お別れまでの準備

お別れの準備をするタイミングは、あなたが冷静になれた時です。別れを知り大きなショックを受けしどろもどろになっているなら上記で書いた「今まで通りの関りを保つ」「必要なケアをする」をつづけて冷静になれるまで時間をつくりましょう。

その後、落ち着いた日常を取り戻していたら別れまでの準備をする段階です。お別れまでの準備は簡単です。「一緒になにをしたいかを考える」ことですね。

最期の時間までに何をするかを考える

最愛のペットと何をしたいですか?残りわずかとわかったら、どうやって時間を使いましょうか。いろいろ悩むことでしょう。時間がかかってもいいです。静かな場所でゆっくり考える時間をつくりましょう。

一緒に愛した仲間・家族と相談するのでもいいです。誰かに意見を求めてもいいですね。どうやって過ごすかをしっかり考えましょう。

あなただけの独りよがりの考えになったり、現実離れした暴走を起こさないようにだけ注意しましょう。あなたがやろうとしていることは、最愛のペットの負担になっていませんか?ペットも望みそうな内容ですか?それを考えることも忘れないでくださいね。

亡くなった後のことまで段取りを決めておく

どのタイミングまで受診するのかは動物病院の先生とよく相談しておきましょう。死の直前になったとき、亡くなった後にどのようにかかわる必要があるのかも知っておくといいですね。

亡くなった後に埋葬する流れも決めておくといいでしょう。最愛のペットがなくなった直後は気が動転します。これはいくら準備していてもです。ですから、事前に紙などに書き出しておくのがいいですね。

相談できる人を確保しておこう

別れへのカウントダウンが始まると焦ってしまいますよね。決断一つ一つの重みも増すため、考え事するだけで叫びたくなるようなストレスにさらされるかもしれません。

死が近づいているペットにとって、あなたの存在は重要です。倒れてしまえばケアが行き届かなくなります。そうならないために、あなた自身をケアする必要があります。

大事なのは「相談できる人」を探しておくこと。家族でもいいです。友人でもいい。SNSで仲良くなったフォロワーでもいい。率直に相談できる相手を見つけておいてください。それがあなたの精神衛生を保つ唯一の方法です。

もし相談相手がいないという場合は有料の傾聴サービスなどの利用も検討してみてください。一人で抱え込むと大変なことになるかもしれません。

お別れした後に注意すること

最愛のペットを失ってしまった悲しみは体験者にしか理解できないものです。信じられないくらいのストレスがあなたを襲うことでしょう。あなたの心は壊れてしまうかもしれません。

亡くなったペットもあなたのことを愛していたはずです。その愛する人が苦しむ姿はペットだって望んでいない。だから、亡くなった後にあなたが壊れない手段を覚えておいてください。

悲しむ時間を作って良い

「悲しむ」ことはダメなことではありません。最愛のペットと別れるという凄まじいストレスが襲い掛かったときは、悲しむ時間をつくり自分の心の声をきくことも大事です。

今の気持ちを無理して抑え込みなかったことにすると、いつか大爆発を起こします。日に日に不調が強くなる人もいますから、悲しむ時間をつくってもいいと覚えておきましょう。

辛さを打ち明ける必要性

強い人、頑張り屋さんな人ほど一人で解決しようと頑張り続けます。ただ、最愛のペットをなくすというストレスは一人の人間が抱えられるストレスの許容値を超えています。

耐えきれなくなり不調になる前に辛さを打ち明けてパンクする心に余裕を取り入れましょう。

こんな話をしてはいけない、こんな辛さを他人にいってはいけないと考えているならば、今すぐにその考えを改めてください。人一人が抱えられる量って想像以上に少ないですからね。

一時的に思い出に蓋をしてもいい

これは人によってですが、楽しかった思い出すらも思い出したりすると辛くなる場合があります。そのときは、一時的に大切な思い出に蓋をしてもいいです。

犬が好きだったあなたにとって別の犬をみることすら辛いかもしれません。そんなときはいぬを見ない環境を整えましょう。

思い出の写真を見て辛くなり耐えられなくなるくらいなら、しばらく写真を見ないことも一つの選択肢です。

思い出に蓋をするというのは、大事なペットをないがしろにする行為ではありません。受け止められないほどの事実は、受け止められるタイミングまでおいておいてもいいのです。それも一つの対処法だと知っておきましょう。

最愛のペットのためにも元気でいる

大事な大事なペットが死んでしまったら生き甲斐がなくなってしまったかもしれません。すべての時間が色あせて何をするにも価値がないと考えてしまうかもしれませんね。

そんな時には最愛のペットが、あなたにどんな人生を送ってほしいと考えていたかを想像してみてください。最愛のペットにとって、あなたという存在はかけがえのない人だったと思います。

それならば、最愛のペットだってあなたには元気でいてほしいと考えているでしょう。亡くなった直後や、亡くなってからしばらくは元気なんてでないかもしれません。それはそれでいいです。

ただ、何年かしたら、また前を向いて元気に歩き出しましょう。それが最愛のペットの思いを体現する行為でもあります。

新しい出会いを否定しない

愛するペットが亡くなったら、意外なことに新たな出会いがあるかもしれません。「もしかしたら、あの子の生まれ変わりなのか?」と思うくらい素晴らしい動物との出会いが起きることもあります。

そんな時に「最愛のあの子がなくなってすぐなのに私って不謹慎だわ」とか「すぐに違うペットを飼うなんて最低の人間だ」と自分を否定しないでください。

出会いは巡りあわせです。運命なんですよね。もしかしたら最愛のペットが、あなたたちを引き合わせた可能性もあるのです。

だから、もし新しい出会いがあっても否定しないでください。前述しましたが、あなたが元気で幸せなことが亡くなったペットの望むことです。それを覚えておきましょう。

まとめ

人より長生きをするペットはいません。必ず訪れるのが「お別れ」です。一緒に暮らし始めたときは考えも及ばなかったかもしれない「死」というのが近くまできている。それを知ったら穏やかではいられませんよね。

大きなショックでパニックになると不安は大きくなるばかりです。今の現状を把握し、次の出来事に向けて備えることができれば、最愛のペットとの最後は穏やかなものになるでしょう。

いいですか。あなたの幸せをみんなが願っているんです。それを忘れず冷静になりましょうね。

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