うつ病かもしれない。そんな不安はベックの抑うつ評価尺度で解消しよう!!

弱っている人へ
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「う~ん」と悩みながら診断しようとしているお医者さん

調子が悪い、、、元気が出ない、、、、やる気がない、、、いつも楽しくやっていた趣味も楽しめない、、、そんな人はうつ病の可能性があります。でも、本当にそうなのかな??って思いますよね。

そんなあなたの不安を解消するためにベックの抑うつ評価尺度ををご紹介します。

ベックって誰?

私たち知ろうとは全然知らない人「ベック」さんですが、精神医学会ではとっても有名な人なんです。というのもうつ病治療に幅広く使われている「認知療法」の創始者なんですね。そして、現在うつ病の治療にもっとも有効といわれている認知行動療法の理論的基礎を作った人でもあります。

生まれた日は1921年7月18日でこの記事を書いている2016年9月3日現在、まだ生きております!!おどろきですねぇ、、、、、現在、なんと95歳!!すごい!!

生まれはあまりかで、ウィキペディアによればアメリカのロードアイランド州プロビデンス出身でペンシルべニア州フィラデルフィアに住んでいるそうですね。う~~ん、あまりどこかわからないモン介ですが調べてみたところアメリカ東海岸の北の方ですね。

ベンシルバニア大学の教授であり、国際認知療法学会の名誉会長もやっているすごい爺ちゃんですね。

ベックの抑うつ評価尺度とは

こんな有名なベックさんは精神科医として精神分析的な立場からうつ病の研究を続けていた時に、うつ病患者の特徴を発見したそうです。そう!私もあなたもなった悲観的な思考や不安を呼び起こすマイナス思考ですね。この特徴(認知の歪み)を苦しまないような正しい思考に治せないかと考えたベックさんは認知療法を1963年に考案したんですね!!

治したいと考えて治療法を確立するなんてレベルが違いすぎてもう訳わかりませんが、その時に作った認知療法や研究を元に抑うつ状態がどんなものか図るために尺度を作ったのが「ベックの抑うつ評価尺度」なんです。

この尺度は患者の状態を素早く判断できるため世界中に普及し使われていました。現在では英国国立精神保健研究所(NIMH)が開発したCES-Dと呼ばれる「うつ病自己評価尺度」の方が評価が高いという情報もありますが、ベックの評価尺度も十分使えますので安心してください。

抑うつ評価尺度をやってみよう!

さて、これでどんなテストなのかをしっかりとわかってもらえたと思います。では、早速テストを実施してみてください。やり方は簡単です。以下に書いている21問の質問に素直に直感で選んでください。直近1週間の間のあなたの気持ちを選んでくださいね。

深く悩んで止まるよりは直観的に「これかな」と思うものを選んでいってください。そして、文言の左端に書いてある数字を足していくかメモしていってください。

ですので、用意するのは紙とペン。ない人はスマフのメモ画面に記入していってくださいね!!一番やりやすいのはこのページを印刷し実際に記入するのが一番やりやすいです。では行きましょう!!

<!追記!2016年12月10日>

診断フォームを作成しました!こちらのフォームを利用すると簡単に診断することが出来ます!どうぞ、ご活用ください!

[OSDGSIS-FORM id=1]

手動もしくはアナログで診断したい場合は以下の部分を活用して実施してみてくださいね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以下より質問が始まります

<質問1>
0.憂うつではない。
1.憂うつである。
2.いつも憂うつから逃れることが出来ない。
3.耐えがたいほどに憂うつを感じ不幸である。

<質問2>
0.将来について悲観していない。
1.将来についてやや悲観している。
2.将来に希望がない。
3.将来に希望がなく、さらに現状より良くなる可能性もない。

<質問3>
0.様々な課題に、それほど失敗するようには感じない。
1.様々な課題に、頻繁に失敗してしまうだろうと思う。
2.過去の人生を振り返ってみれば、失敗のことばかりが思い出される。
3.人間として全く失敗の人生だと思う。

<質問4>
0.以前と同じように満足している。
1.以前のように物事が楽しめなくなった。
2.もう本当の意味で満足することなどできない。
3.何もかも面白くなく、全てに対してうんざりする。

<質問5>
0.現在の生活パターンや人間関係に罪の意識など感じない。
1.時々、罪の意識を感じる。
2.ほとんどいつも罪の意識を感じる。
3.いつも罪の意識を感じる。

<質問6>
0.現在の生活態度や人間関係によって、何らかのバツを受けるとは思わない。
1.罰を受けるかもしれない。
2.罰を受けると思う。
3.今が、そのバツを受けている時だと思う。

<質問7>
0.自分自身に失望してはいない。
1.自分自身に失望している。
2.自分自身にうんざりする。
3.自分自身を憎む。

<質問8>
0.他の人より自分が劣っているとは思わない。
1.自分の欠点や過ちに対して批判的である。
2.自分の欠点や失敗(ミス)に対していつも自分を責める。
3.何か悪いことが起きるとすべては自分の責任だと考え自分を厳しく責める。

<質問9>
0.自殺しようとは全く思わない。
1.死にたいと思うことはあるが自殺を実行しようとは思わない。
2.自殺したいと思う。
3.チャンスさえあれば自殺するつもりである。

<質問10>
0.いつも以上に泣くことはない。
1.以前よりも泣くことが多くなった。
2.いつも泣いてばかりいる。
3.以前は泣くことができたが、今は泣きたくてもなくことすらできないほどに絶望的に落ち込んでいる。

<質問11>
0.イライラしていない。
1.いつもより少しイライラしている。
2.しょっちゅうイライラしている。
3.現在は絶えずいつもイライラして落ち着かない。

<質問12>
0.他人に対する関心を失っていない。
1.以前より他の人に対する関心がなくなった。
2.他人に対する関心をほとんど失った。
3.他人に対する関心を全く失った。

<質問13>
0.いつもと同じように決断することができる。
1.以前より決断をのばす。
2.以前より決断がはるかに難しい。
3.もはや全く決断することができない。

<質問14>
0.以前より醜いとは思わない。
1.老けて見えるのではないか魅力がないのではないかと心配である。
2.もう自分には魅力がなくなったように感じる。
3.自分は醜いに違いないと思う。

<質問15>
0.いつも通りに働ける。
1.何かやり始めるのに、いつもより努力が必要である。
2.何をやるのにも大変な努力がいる。
3.何もすることができない。

<質問16>
0.いつもどおりよく眠れる。
1.いつもよりも眠れない。
2.いつもより1~2時間早く目が覚め、再び寝付くことが難しい。
3.いつもより数時間も早く目が覚め、再び寝付くことができない。

<質問17>
0.いつもより疲れた感じはしない。
1.以前より疲れやすい。
2.ほとんど何をやるのにも疲れる。
3.疲れて何もできない。

<質問18>
0.いつも通り食欲はある。
1.いつもより食欲がない。
2.ほとんど食欲がない。
3.全く食欲がない。

<質問19>
0.最近、それほどやせたということはない。
1.最近、2㎏以上やせた。
2.最近、4㎏以上やせた。
3.最近、6㎏以上やせた。

<質問20>
0.自分の健康のことをいつも以上に心配することはない。
1.どこかが痛いとか胃の調子が悪いとか便秘・下痢をしているとか体の調子を気遣う。
2.自分のカラダの調子のことばかり心配し他のことがあまり考えられない。
3.自分のカラダの調子のことばかり心配し他のことを全く考えられない。

<質問21>
0.性欲はいつもとかわりない。
1.以前と比べて性欲がない。
2.性欲がほとんどない。
3.性欲が全くない。

お疲れさまでした!!これで質問は終了です。では問いの左側にある数字を足してください。何点になりましたか?その数字が診断結果に必要ですので必ず足してくださいね。

診断結果の算出方法

さて、足し算できましたか?焦らなくて大丈夫ですよ。ゆっくり足し間違いのないように計算してくださいね。では、その点数が何を意味するのかを説明しましょう!!

点数 診断結果
0~10点 問題ありません
11~16点 軽度の抑うつ状態
17~20点 軽度~中度の抑うつ状態
21~30点 中度の抑うつ状態
31~40点 中度~重度の抑うつ状態
41~63点 重度の抑うつ状態

いかがでしたでしょうか?あなたの点数は何点でしたか?基本的には21点以上の中度の抑うつ状態から専門家の援助が必要とされています。21点以上になってしまったあなたは、心療内科・精神科を受診してくださいね。

注意点!!

では、0~20点の人は大丈夫かと言われると一概にそうとは言えません。うつ病は誰もがなる病であります。ストレス源が大きすぎると今は大丈夫でも、いつか発症してしまいますのでストレス発散やストレス回避方法も考えてくださいね。

また、点数が21点以上だった人は信じたくないかもしれません。もちろんこの簡易診断であなたがうつ病と診断されるわけではありませんが、やはり状態は良くないのは明らかです。心療内科や精神科を受診したくなければ普通の内科でも構いません。医師の口から意見を聞いてくださいね。

さらに、こちらの診断方法はあくまで簡易的に判断するための情報です。あくまでも病名を付けるのは「医師」の仕事だということを忘れないでください。また、お医者さんは問診時の患者の状態やDIV-5と呼ばれる精神病の診断に使われるガイドラインなど様々な情報を総合的に評価して病名を付けます。

ですから、この診断結果をもっていっても医師の見立ては違うかもしれないことを忘れないでくださいね。

まとめ:自分の状態を調べ、適切な対処をしよう

簡易的な診断テストはどうでしたか?ベック博士の功績でこうやって簡単に自分の状態を判断できるのは素晴らしいことです。中度以上の抑うつ状態と結果が出た人は是非心療内科か精神科を受診してみてくださいね。

あなたがどんな状態かわからないというのはとても恐怖だと思います。この診断をつかって少し安心してください。結果を知ることができると人は安心します。「わからない」という状態が一番不安や恐怖を感じる状態ですからね。

そして、出た結果は真摯に素直に受け止め今後の行動に生かしてほしいと思います。中度以上の抑うつ状態と診断されても心療内科にいかない人がいるでしょう。【こんなのただのテストだ」と甘くみていると苦しい思いをするのはあなたです。ですから、しっかり受け止めてくださいね。

また、受け止めすぎてツラい思いをしたあなたは、すこし深呼吸をしてください。重度の抑うつ状態と結果が出たからといって今すぐ死ぬわけではありません。医師の指示を聞いて治療すれば元気になります。ですから、治す方向に行動を起こしましょうね。

 

 

 

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