うつ病を克服せよ!思考力編3rdミッション「思考の整理法を身につける」

弱っている人へ
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うつ病克服シリーズ!思考力編もとうとうミッション3となりました☆今回は思考の整理法をご紹介しますよ~。まだ、ミッション1、2を見ていないって人は是非こちらからよんでくださいね。その方が話をスムーズに理解することができると思います。

うつ病を克服せよ!思考力編1stミッション「読み・書き・計算」

うつ病を克服せよ!思考力編2ndミッション「記憶力を取り戻せ!」

ではでは、ミッション3いってみましょ~

うつ病による雑念を振り払うために思考の特性を知ろう

ふだん、わたしたちは思考力について考えることがありません。なにかを考えることなんて何も意識しなくてもできるからです。ですが、うつ病をわずらうとそうは言ってられません。あたまの中はマイナス思考でいっぱいだからです。

そのマイナス思考はほっておいても少なくなることはありません。とはいっても、構いすぎると大きくなったりするのでかなり厄介な存在です。ですから、思考についてしっかり知ることでうつ病の雑念とうまく付き合う方法を見つけてください。

思考というものの特性

基本的に思考というものはこんな特徴があります。

  • 日々考えていることを、より何回も考えるようになる
  • 頭の中だけで考えるとイロイロな方向に散らばって収束しない
  • 過去の感情と現在の感情がリンクして引き出される思考がおおい
  • 過去の蓄積した情報がもとになっている

うつ病の症状がつよいときにもっとも問題になるのは2番目と3番目です。いろいろ考えては結論が出ないままツラい思いをしますし、過去の感情に引きずられて元気がなくなることも少なくありません。

思考の特徴によってさらに体調が悪くなることもあるのです。ですから、思考の特性はしっかりと知っておかなければいけません。

思考の整理法を身につけるメリット

さらに、思考の特性をしったとしても整理法を知らなければいつかパンクしてしまいます。うつ病をわずらうとマイナス思考を考える機会が爆発的に増えて思考の特性を知ってようが知っていまいが関係なくパンクしてしまうからです。

自分の中で湧き出た思考は整理し取捨選択する必要があります。不必要なものをいつも考えていると、その考え自体が浮かび上がってくる回数も増えどんどんその思考に縛られてしまうからです。

元気なときは脳内のホルモンバランスが良かったのでマイナス思考がたくさん出てくることはありませんでした。さらに、脳の前頭葉という部分がしっかり働いているため思考の整理や取捨選択は自動的に行われていたことがほとんどです。

ですが、うつ病になるとどうしても自動的に処理されることが少なくなる。そのため、自分自身の意思の元整理しなければなりません。

ただし、うつ病になったから余計なスキルを身につけなくてはいけなくなった、、、と落胆はしないでください。この方法はビジネススキルになっている部分もあり、元気になった後にも重要な役割を果たします。

難しい仕事をすればするほど思考は発散する傾向にありますから、今回しっかりと整理法を習得すれば難しい業務にもかならず使える日がくるのです。

思考の整理法を教えてくれる本

この思考の整理法というのは私だけで編み出したものではありません。私はとある本を参考にしています。旧帝大や有名私立大学に入学しようと考えている人におススメされている本です。

その本の名前は「思考の整理学」。

[amazonjs asin=”B00E5XATVS” locale=”JP” title=”思考の整理学 (ちくま文庫)”]

内容はそんなに難しいものではありません。この本はミッション4にも関係してくる重要な本です。そして、かなりためになることも書いているので是非読んでほしい一冊です。

今回のミッション3とミッション4はこの本を元した部分が大きいですね。

思考の整理法はうつ病によるマイナス思考の整理で効果を発揮

この思考整理法は、さまざまな思考整理に使えます。そのため、うつ病によっておこる洪水のようなマイナス思考の整理でも十分に効果を発揮するのです。そして、この洪水を鎮めることで余裕がうまれ前向きな思考を生み出すことにもなるのです。

もちろん、先ほども書きましたがビジネスにもつかえます。プライベートにも使えます。生きているうちはイロイロなことを考えますから大事なスキルになることは間違いありません。

うつ症状で混乱している思考の整理は客観視することが大事

では、思考の整理をする方法をご紹介していきましょう。簡単で当たり前なことですが、自分の思考に対して整理するのははじめてだと思いますのでめんどくさくてもひとつづつやってくださいね。

うつ病をわずらうといらない思考がわんさか出てくる

さて、なんども話に出てきていますがうつ病をわずらうといらない思考がわんさか出てきます。火の元は大丈夫だろうかとか、カギは占めただろうかというかなり身近なところから、将来は大丈夫だろうか、クビにならないだろうかとか、うつ病は治るだろうかという不安。さらには、より最悪なことが訪れるんではないだろうかなんて余計な思考も出てきます。

この思考は基本的に体力が回復していくとどんどん湧き出てくるようになりますから症状がよくなるたびにひどくなっていきます。思考がとめどなくわきでてくるということは元気になっている証拠でもありますので安心してくださいね。

すべて書き出して客観視することが重要

さて、この思考、けっこう自分の中では全部とらえていると思いがちですが実のところそうではありません。頭の中で勝手に大きくなっているだけで客観的にみると自分でも笑ってしまうことを真剣に考えていることもあります。

そのため、いま頭の中でグルグルしている思考をすべて書き出してみることが大事になってきます。これ、かなりめんどくさい作業です。なにもかも書き出すんですから大変ですよね。

でも、大切なことなんです。ツラい時は中断してもかまいません。時間をかけながら全部書き出してくださいね。

書き出した思考は必要か不必要か考えよう

さぁ、ツラい思いをしながら書き出した紙を全部見てみましょう。すぐ答えがでることが書いてあったり、心配しすぎたりすることはありませんか?ちょっと笑ってしまいそうなものも混ざっていると思います。

この思考は4つのグループに分けることをおススメします。緊急性「大」かつ重要性「大」、緊急性「小」かつ重要性「大」、緊急性「大」かつ重要性「小」、緊急性「小」かつ重要性「小」に分けるのです。

ここまで読んでいただけばわかると思いますが、緊急性が「小」でかつ、重要性「小」の事柄は今後は無視するようにしましょう。思考の無視の仕方は禅の技術をもちいるのですが、それはまた違う機会に記事にしますね。

そして、重要度「大」のものから対応策を考えるようにしていきます。

まだありそう。という余計な不安に惑わされないで

このように自分が考えている思考を全部書き出す作業をするときは「なんかまだありそうなんだよね、、、もっとモヤモヤしたものがあるんだよ」とおもってしまうことが少なくありません。

その最後の一絞りを出し切るまで悩み続ける人がいますが、これは得策ではありません。一絞りをだしても、そのモヤモヤは消えないからです。思考は考え込めば考え込むほどでてきます。終わりはないのです。ですから、ほぼ全部できったなと思ったら整理を始めてください。

もし不安なら、また次の機会に思考をだしきって、また整理するというのを繰り返してみてください。こうやって何回もやることで自分の思いは全部だすことができます。

ただ、何度もいいますが思考は生きている限りたくさん出てきますから終わりはないです。いま思いつく範囲でやってくださいね。

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うつ病による不必要な思考との向き合い方

さて、ここまでくればあなたの思考は紙に書き出されていて、さらに重要度と緊急度がわかるようになっていると思います。そして、それをザッとみただけでこんな思考はいらないよな。。。と思うものに気づいたと思います。

もしくは、重要だけど今考えても意味がないよなと思うこともでてきていませんか?そう、じつは現実いまどうしようもないことをずっとグルグルかんがえていることが少なくないのです。

不必要な思考が見つかれば余裕が生まれる

不必要な思考でエネルギーを消耗していることはかなりの確立であります。その不必要な思考を無視するようにすれば余裕がうまれますから不必要なものを見つけるようにしてみてください。

具体的にいうと私の場合は、「うつ病になったら嫌われてしまう、、、」「お金がたりなくなるかもしれない、、、」「勉強しなければ、、、」というものですね。

うつ病になったら嫌われてしまうというのは、友達がいなくなるという心配からくるものですが、実際にうつ病になってしまったのですから「うつ病になったら嫌われてしまう」なんて考えることは意味がないことです。

もうすでになってしまったことを隠そうが、現実なったことを受け入れないといけないので考える意味はありません。また、お金が足りなくなるかもしれないという思考も、重要な心配ですが、だからといって心配してもお金は空から降ってきません。

まずは、うつ病をよくすることを考えることが重要であって、心配していても仕方がないのです。この時は、じぶんの生活水準をできるだけ低くし、消費を抑える案を考えて、あとはお金の心配はしないようにしました。

そして、最もムダなのは勉強しなければならないというもの。これがうつ病の勉強ならまだよかったのですが、この時は仕事に関する勉強をしなければいけないと焦っていました。

もちろん、復帰したら仕事をしますので必要な知識です。でも、まずうつ病をどうにかしないとはなしになりません。よって、これも今考えるものではないのです。

余裕を活用し必要なことにエネルギーを使おう

こういう風に考えると今どうしようもできないことを悩んでいることは多いです。そして、その思考をバサバサときるとけっこうへこみます。ただ、バサバサきることによってあなたの余裕は必ずうまれてきます。

その余裕で必要なことを考えるようにしてください。その重要な部分にエネルギーを注ぐことでかならずうつ病は良くなってきますし、負の思考からも少しずつ離れれます。

あなたのエネルギーは有限です。かつ、うつ病をわずらっていると小さいエネルギーしか出てきません。いらない思考で疲弊せずに、重要なことにエネルギーをさけれるよう行動してみてくださいね。

まとめ:思考を整理することで持ってる思考力を最大限に使える

ミッション1と2では休養による集中力と記憶力の低下が原因の思考力回復を紹介しました。今回は、もっている思考力を無駄にせず最大限に生かす方法をご紹介しました。

不安がおおきいといらないことばかりにココロがうばわれ思考自体もそれに引きずられるかたちになりやすいです。そのため、思考を整理し、自分の考え客観視して今なにに注力した方がいいのかを判断してみてください。

無駄な部分をバッサバッサ切っていくのは疲れますしツラいとは思います。そんなのわかっているけどなかなか離れない思考ももちろんあります。でも、それは必要ないんだと繰り返し客観視することで思考が湧き出ることを調節できるようになるのです。

ツラいとは思います。でも、繰り返し整理してみてください。整理するくせをつけて前に進むことは有益なことです。ですから、できる範囲で取り組んで進んでくださいね。

 

 

 

 

 

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