長期でうつ病をわずらっている人は感覚的に自分が何を食べると調子が悪くなるのか知っていると思います。自分だけNGなものもあれば、うつ病をわずらっている人々がほとんどNGのものもあります。
今回は私が特にNGだったものベスト3を紹介します。
私のうつ病を悪化させた三つの物質
最初から結論を書きましょう!私のうつ病を悪化させたものはこれです!!
- カフェイン
- 高GI食品(単糖質)
- アルコール
一つずつどうなったかを説明していきます。
カフェインは空回りを助長させる
カフェインは皆さんご存知の通り「興奮剤」です。飲むことにより興奮しやる気がでたりします。
興奮するということは覚醒レベルが上がるということであり、頭もスッキリします。うつ病をわずらうと覚醒レベルが低いことが多いので、このスッキリ感は病みつきになります。
ですが、これが問題。急にやる気がでたり活動的になると今まで不調により抑制されていた行動を一気にやろうとしだします。ちょっとした「躁」状態になるんです。
うつ病をわずらって休養していたカラダは体力が極端に低下しています。そんな状態で動きだすと疲労が耐えれるレベルを簡単に超えてしまうのです。
それにより、カフェインの効果が切れた後には大きな負の波が押し寄せてきます。この波に飲み込まれるとうつ病は悪化します。
高GIの単糖質は3時間後に地獄に連れていく
次に問題なのは高GIの食品。GIとはグリセミック指数と呼ばれる糖の吸収速度を示した値で、数字が高ければ高いほど吸収されやすい糖分が多く含まれていることになります。
こういう糖を摂取しすぎると約3時間後に低血糖という状態になり、エネルギー不足の状態になってしまうのです。さらに問題なのはこの低血糖の状態ではうつ病に似た症状がでること。
ただでさえ、うつ病の症状に苦しんでいるのに低血糖になって症状が悪化してしまうのです。
アルコールは翌日の体調を破壊する
そして、もっとも問題なのはこれ。アルコールです。うつ病をわずらっている人は薬物療法をしているのでアルコールは原則禁止です。
ですが、長期にわたる治療の中でアルコールの誘惑にまけてちょっとだけ飲んでしまう人はいるでしょう。かくいう私もそうでした。ですが、翌日は最悪な日が訪れます。
カラダはだるくなり、抑うつ状態が悪化してマイナス思考のジェットコースターに乗っているような状態です。こうなる理由は二つあります。
一つ目は、クスリの効きが変わったこと。アルコールを摂取することで薬剤の効果が強く出たり弱くなったりします。これにより、薬剤の効果が通常通りに発揮できず症状が悪化するのです。
二つ目は、アルコールの処理によって内臓が疲弊していること。これにより、ホルモンバランスも崩れてしまうのです。もちろんセロトニンバランスも崩れ抑うつ状態は悪化してしまいます。
共通するのは「依存しやすい」ということ
このように、これらの三つの物質は症状を悪化させます。そして厄介なことに摂取した直後は症状を和らげてくれるのが特徴です。
カフェインも糖質もアルコールも摂取した直後は高揚感があり幸せな気持ちになります。うつ病で苦しんでいる人々にとっては欲しくなるものなのです。
そう、「依存しやすい」ものなのです。ツラい時にどうしても欲しくなるもの。これが、実は後々体調を悪くするものなんですね。
ですから、これらを口にするときは注意が必要です。
少量の摂取では問題にならない
とはいえ、これらの三つは完全に悪いわけではありません。それらの特徴をとらえ摂取した後に自分がどうなりやすいかを知っておけば口にしても問題になりません。
また、少量の摂取では悪影響の方が小さいのでちょっとしたご褒美にすることもできます。依存せずコントロールできるのならば、ちょっとした息抜きにはなりますよね。
ですが、アルコールは薬物治療をしているのならば絶対にNGですので誤解しないでください。
まとめ:調子を安定させたいなら避けるのが一番
どうでしたか?あなたも、上記3つを摂取したときは体調を崩していませんでしたか?たぶん思い当たる節があると思います。
私は特に黒くてカフェインと糖質がたっぷりのドリンクを飲むと体調を悪化させることが多かったです。もともと大好きだったので一日に大量に飲んだのが問題でした。
付き合い方がうまくできるのなら摂取するのもいいですが、依存性も高いことから体調を安定させたいならば避けるのが一番です。
一時の快楽を得るより、長期的な安定を選ぶ方が幸せを得やすいですからね。
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