うつ病をわずらうと日々マイナスな思考が湧き出てきて苦しめられることがあります。世界全部が悲観的な青色にみえてツラくなっていることでしょう。そんなマイナス思考にとらわれるとドンドンツラい思考が湧き出てくるのでどこかでとめなければいけません。
そんなときに有効活用できる「座禅」というスキルをご紹介します。
うつ病の症状を撃退する「座禅」とは?
座禅ときくとパッと思い浮かぶのはお寺ではないでしょうか?さむい極寒の山寺で若いお坊さんが何人も並んでいる風景。
その後ろには怖い顔した年配のお坊さんがながい棒をもっています。シーンとしていて緊張する雰囲気です。
すると一人のお坊さんの頭が揺れているのに気づきます。あぁ、、、、やばいと思ったらバシ!!っと肩をたたかれましたね。
はい。これが座禅です。
お坊さんが肩をたたかれるのとは違います
とはいうものの、あなたが極寒の山寺にいく必要はありません。そして、お寺なんかに行く必要もありません。今回紹介するのは家でできる座禅です。
本格的な座禅をしたい人はぜひお寺を訪ねてください。たぶん厳しい座禅を教えてくれるとおもいます。でも、そんな座禅はあまりひつようありません。
誰でもできる座禅
座禅というのは修行僧が行う修行のひとつでした。
坐禅(ざぜん、座禅とも)とは、仏教で姿勢を正して坐った状態で精神統一を行う、禅の基本的な修行法。 坐禅はMeditation(瞑想)と翻訳される場合があるが、眼を閉じて思考する瞑想と坐禅は別概念である。 なお、『ヨーガ・スートラ』に説かれる古典的な意味でのヨーガ(瑜伽)も、坐禅と同じものである。
日本だけでなく海外でも同じような修行はあったんですよね。また、宗教の違いで座禅の目的もちがうのが面白いところです。
そして、この座禅という禅の考え方がとても素晴らしいと見直されてきており一般の人たちにもおすすめされる機会が増えました。おそらく本屋さんなどで紹介されている本を目にしたことがあると思います。
一般的に紹介している座禅の作法は簡単なものがほとんど。だいたい自宅でできるものばかり。座禅の信念を紹介しているのです。そして、わたしも本やネットで座禅をみつけ実践した一人です。
わたしが紹介するのは浅い「座禅」
とはいうものの、わたしの座禅の知識はさほど深くありません。紹介する本によってはスピリチュアルな境地に至るまでやるなんてかいてますが、そんな効果はえていません。
それに、精神統一が完璧にできるようになったわけではありませんよ。
ただ、座禅の基本的なことを軽くできるようになると、いやな思考を切り離せることができるようになったんです。本当にかんたんな練習でOKでした。
なので、私が紹介する座禅はかなり浅いです。ですから、専門的な方々がみたらお怒りになるかもしれませんが許してくださいね。
座禅でうつ病の症状をやわらげるやりかた
さて、では、ゆるゆる座禅講座をはじめましょう。やりかたは本当に簡単なので安心してください。まずはやりかたをザっと読んでみてから実際にやってみてくださいね。
だれにも邪魔されない場所を選ぶ
まずは、誰にも邪魔されない場所を選んでください。一人になれる空間がいいですね。一人暮らしなら住んでいる空間でいいです。家族がいるならだれもいない部屋か、もしくはマンガ喫茶とかなど一人になれる空間に移動してください。
ゆるゆる座禅は目をつぶっておこないます。なので、なにか飛んでくるような危険性がある場所ではできません。知らない人に後ろから邪魔だとどつかれるような場所もだめですね。
基本的にはなしかけられるのも良くないので誰もいないところがいいですね。そうリラックスでいる場所を選んでください。
リラックスして座る
場所選びさえ間違えなければあなたはリラックスできます。カラダのチカラはほどほどに背筋をスっとのばして座ってください。あぐらでもいいですし、椅子の上でもいいです。自分が好きな体勢で座りましょう。
眼をとじて座るのが嫌な人は立ったままでも構いません。(座るのが座禅、座らないのは禅といいます)足を組みたい人は組んでもいいですよ。そこらへんはゆるゆる座禅ですから、リラックスできればなんでも大丈夫です。
ただ、できれば正座など長時間座ると足が痛くなったりする座り方はやめてください。座禅する時間は5分くらいですが痛くなると集中できなくなってしまいます。
呼吸に集中し、他のことが浮かんでも無視
では、座禅を始めましょう。目を閉じてゆっくりと呼吸をしてください。空気が肺に入っていくのを感じてください。肺から空気が抜けていくのを感じてください。
呼吸に集中してください。どんなスピードでどれくらいの量をすい込めばカラダが気持ちいかを探してください。
こんなことをしているとイロイロな思考が頭の中で湧き出てきます。夕飯何にしよう、洗濯しなきゃというたわいもない日常のことから、うつ病の苦しい症状についての考えや、不安な思考が湧き出てくることもあるでしょう。
どんな思考がでてきても「それについて考えない」でください。気を付けるのは呼吸のことのみ。
息をどう吐けば気持ちいいか、気をどう吸えば気持ちいか。おもいっきりすってみてください。苦しいだけですか?きもちいですか?
5分間つづけれるようになる
最初はいらない思考がわんさかと出てくるので呼吸に集中できるのは10秒ほどです。でも、これをつづけていくと1分、2分と長くできるようになります。
最終的には5分間楽勝でできるようになるまで努力してみてください。
私は5分間楽勝でできるようになるのに半年かかりました。だいたい集中力がきれてしまい負の思考にとらわれてしまうからです。でも、あきらめずつづけてくださいね。いつかできるようになる日がきますから。
2か月くらい週2くらいで練習すれば大丈夫
できれば、毎日するのが効果的です。一日のうちたったの5分だけ時間を確保するのはさほど大変ではないでしょう。
もし5分も時間を捻出できない人は頑張りすぎなので要注意です。いろいろなことに走りまわっていませんか?そんな生活をしていればうつ病は悪化していきます。多少の余裕をもってくださいね。
どうしても時間を確保できない。忘れてしまうというひとは週2回を目安にやってみましょう。週の初めと半ばにやるのもいいですよ。週末にまとめてやってもいいです。
一週間で2回ずつやっていけば2か月くらいでコツがつかめてくると思います。
湧き出る思考を無視していると頭を簡単に切り替えれるようになる
さて、この座禅で何が得られるのでしょうか?実際にやってみてもらうとかなりわかりやすいと思いますのでぜひ今やってみてくださいね。
どうでうすか?たくさんの思考にびっくりしました?でも、無視していたら、その思考がとおのいていく感じがしませんでしたか?
そうなんです。これをつづけると湧き出る思考をシャットアウトする癖がつくんです。
うつ病がつらいのはツラい思考がわんさか湧き出てくることで制御できないところです。でも、座禅をつづけるとその思考の噴出具合を調節できるスキルが身につくのです。
呼吸に意識を集中するといらない思考は広がりません。この感覚を習得してください。それを手に入れれば思考のコントロールがちょっとできるようになりますから。
まとめ:うつ病症状の嫌な思考を断ち切る「座禅」を有効活用しよう
このように座禅というものはとても素晴らしいものです。私は無宗教なので全然やったことはありませんでしたが、歴史のあるものは意味のあるものなんですね。
座禅がうまくできるようになれば、嫌な思考をたちきることもできるようになりますし、座らなくてもその場で目をつぶって数分間禅をすることもできます。
それができれば、職場復帰して苦しくなっても一呼吸置くことができますよね。怒りの感情で大爆発しそうなときも一呼吸おけます。
禅の極意は今ここに集中するということなんです。あなたは、過去か未来にとらわれています。それから解き放たれるためにも禅というスキルをぜひ習得してくださいね。
ただ、いっておきます。私はプロフェッショナルではありません。しっかり勉強したい人はお寺に行ってみましょうね。いまなら禅を教えてくれるコースを開いている寺がありますから☆