2016/02/29

うつ病を克服せよ!思考力編1stミッション「読み・書き・計算」

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うつ病克服シリーズ!イロイロなパターンで紹介していますが、今回は思考力編です。うつ病をわずらうと思考力は落ちることが少なくありません。そんな思考力低下を防ぐ方法をご紹介していきます。

うつ病でバカになるというのは大きな誤解

思考力が落ちると聞くと、自分はバカになってしまったんだとか、アホになってしまったんだとか考えてしまうとおもいます。ですが、これは大きな間違いです。あなたの脳みそは壊れたわけでもなければ破壊されたわけでもない。ですから、今まで理解できていたことは理解できる状態です。

とはいうものの、この話を信じられない人はたくさんいます。なぜなら、新聞が読めなくなった人や会話が聞き取れなくなった人、人の話を聞いて理解できなくなってしまった人が沢山いるからです。

いままで何気なく処理してきた情報が簡単に処理できなくなった。だから、私は頭が悪くなり思考力が低下したんだと強く信じているとおもいます。

でも、それも思い違いなのです。実はこれは情報処理スピードを遅くしていけば理解できるのです。

詳しくは過去記事の「うつ病の症状で仕事に支障がでる「思考力低下」とはどんなものか」で紹介していますので、ぜひご覧ください。

うつ病で失われてしまうのは集中力

では、なぜ今まで簡単にできていたことができなくなったのか。その答えは「集中力」にあります。

うつ病をわずらうとまず集中力がなくなります。なぜならうつ病の症状である負の感情(不安、心配、怒りなど)にいつも邪魔をされるからです。

新聞を読んでいてもワードごとに感情が乱されます。過去に飛行機に乗り遅れて大きな失敗をしてしまった過去がある人は、新聞の飛行機関係の記事を読むたびに、過去の失敗した感情がわきでてきて不安でいっぱいにします。

そうすると心臓は鼓動がはやくなり、落ち着いて新聞などよんでいられません。すると、集中力を維持することはできなくなります。

このように人というのは一つの情報から関連している情報をヒモづけて保管しているため、一つのワードごとに反応するようにできています。ただし、元気な人は脳内ホルモンのバランスがいい上に、前頭葉のはたらきも衰えていないため必要な情報は表にだしません。

ですが、うつ病をわずらうと前頭葉のはたらきはおとろえているため、なんでもかんでも反応する上に脳内ホルモンのバランスもわるいため一度負の感情に支配されると、その感情からなかなか抜け出ることができない。

このために集中力が劇的に低下するのです。

うつ病休養による情報処理能力の低下

この脳内バランスをもとどおりにし、かつ前頭葉を本来のはたらきに戻すにはなにより休養するしかありません。ですが、休養期間が長くなれば頭を使わない期間も長くなり情報処理能力は低下していきます。

情報処理能力とははなしたり、計算したりする能力のことです。買い物をするときにいくらはらえば、どれくらいのおつりが出てくるかだとか、近所の知り合いとはなした内容を聞き、適切な返答をするという能力です。

人間はずっと使っていない能力はおとろえていきます。スポーツ選手が引退後には現役時代のプレーができなくなるのと一緒です。学生時代にスポーツをやっていても10年くらいデスクワークのみの仕事をしていれば筋力がおとろえるようなものなのです。

ですから、長い休養後に簡単な計算をしたり、会話をしたりすると全然うまくいかないことがあるのです。

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よみ・書き・計算がうつ病のあなたを鍛える

このように、うつ病をわずらうと脳内ホルモンバランスの悪化と前頭葉の疲弊により集中力が低下。その後、脳内を正常に戻そうと休養すると情報処理能力が低下するというながれで思考力が低下していきます。

でも、安心してください。今回さがった情報処理能力というのはすぐ取り戻せます。自転車に一度乗れたことがある人は久しぶりにのっても乗れますよね?それといっしょで、会話や計算が休養によってできなくなった人は、また会話や計算をすることで元通りできるようになります。

ただし、集中力はなかなか戻りませんので注意してください。長時間会話を聴いたり、難しい計算を繰り返したりするのは集中力がつづかないのでできないでしょう。でも、うつ病治療がすすんでいけば集中力も戻ってきますので安心してください。ただ、時間がかかるだけなのです。

ということで、まず休養によって衰えてしまった情報処理能力を元に戻す練習から始めましょう。

やりかたは簡単です。本を読み、書き写し、簡単な四則演算をするだけです。一昔前にこれ流行りましたよね?一次ブームのときは子供の学力をのばしたり、新人教育にするのに有効という情報がでまわりました。

その時は、こんな本が売れていましたね。

読み・書き・計算だけで能力が向上する!とうたわれていたものです。

で、二次ブームは能力トレーニングです。

認知症治療に効果がでるという論文を書いた東北大学の川島教授がニンテンドウDSのゲームソフトを監修したことで有名になりました。

このシリーズはたくさん売れたのでほとんどの人が知っているでしょう。私もすべて所有しています。もしニンテンドウDSをおもちでしたらこのソフトを一日30分~1時間ほどするだけで普段使用する情報処理能力は元に戻ります。

ニンテンドウDSをもっていないかたは無理して買う必要はないので安心してください。

読むのは身近にある本でいいです。ちゃんとはっきり発音しながら声にだして読んでください。時間は最初1分ほどで大丈夫です。たった1分でも読んでみるとかなり長い時間に感じると思います。最終的に5分くらい読み続けれるようになれば問題ありません。

読めない漢字などはとばして読んでもらってかまいませんが、読み終わった後に調べてみるとより効果がでます。

書きの作業をするときは、読みで使用した本を活用しましょう。読んだ本の中で好きなページを書き写すだけです。時間がたくさんある人はできるところまで書き写してみてください。最初は漢字がわからなかったり、文章をおぼえれず何度も目を紙と本にいったり来たりするでしょうが自然と簡単にできるようになってきます。

書きの時間も最大5分くらいできるようになれば問題はありません。

そして次は、計算。この計算はマス表を作ると簡単です。1マス2㎝×2㎝くらいの大きさで10×10の表を作ってください。

そう、こんな感じの表です。

そして、この表の上段に1~9の数字を書き、左端の列にも1~9の数字をランダムに書きます。

 3 5 1 9 8 7 4 6
 1
 4
 7
 3
 6
 2  a
 8
 5
 9

こんな感じですね。この表は列と行がまじわるところを掛け算した数字を書いていく計算表です。たとえばaの部分は8の列と2の行が交差しているところですので、16と記入します。

これにならって81個の空欄を埋めてください。最初は4分くらいかかるかもしれません。ずっとやっていればどんな人でも2分以内でできるようになります。1分台でできれば上出来です。

このようにお金をかけずにトレーニングはできますので是非やってみてくださいね

全ての能力が向上するわけではない

この「読み・書き・計算」は効果はありますが、勘違いしないでほしいことがあります。それは、「これだけやっていれば全ての能力が向上するわけではない」ということです。

たまに間違ったとらえ方をしている人はいますが、力トレーニングをしても頭は良くなりません。いまあなたが持っている能力を最大限活かせる状態にもっていけるだけなのです。

例えば計算トレーニングのときに使用した百ます計算。これは掛け算だけやっていれば掛け算の対処能力は上がりますが、足し算や引き算はあがりません。本を読むトレーニングをしても、もっとなんどくな本を読めば理解はできないのです。

今回やるトレーニングはあくまでも元々あった能力を戻すことを前提にしているうえに、日常最低限使用する能力を引き上げることしか視野に入れていません。ですから、このトレーニングをすれば思考力が跳ね上がる効果はありませんのでご承知ください。

ただ、読み・書き・計算をすることで脳みそが活性化する状態になるという研究結果はあります。そのため、読み・書き・計算で準備運動をして、それから難しい問題にチャレンジすると能力を上げれる助けになる可能性はありますので余力がある人はやってみてください。

まとめ:すこしずつ負荷をかけ集中力を取り戻す

あなたはうつ病でボロボロになっていました。それを治すために休養していたとおもいます。そのため、使っていない思考力が低下している状態でしたが、その能力は元に戻せるので安心してください。

問題点は、うつ病を患っている状態では集中力が戻りにくいところでしょう。集中力がつづかなければ、情報処理をすすめるのはむずかしいです。ですが、今回の簡単なトレーニングを続けることで集中力が多少もどってくることもあります。

ですから、できれば毎日続けてくださいね。うつ病の治療が進めば集中力も戻りやすくなります。その上、このトレーニングもしていればさらに集中力が戻るでしょう。

簡単な負荷のトレーニングを積み重ねるのは煩わしいと思います。でもその小さい変化を生むトレーニングがあなたを元に戻してくれますので大切にしてくださいね。

 

次のミッションはうつ病を克服せよ!思考力編2ndミッション「記憶力を取り戻せ!」

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著者:モン介

雪の降る地域に住む、のほほんマイペース男子。 寝ることが好きで布団が親友、でも、気持ちい日差しも親友です。 うつ病に苦しみながらも、様々な人の力を借りて何とか克服。 現在は楽しく毎日を過ごしています。そんな経験が同じような苦しみを持つ人の力になれるよう活動します。

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