ツイッターでいただいたお悩み相談。本人の許可を得て記事で回答していきたいと思います。同じ悩みで困っている人がいたら是非参考にしてくださいね。
さぁ行きましょう!
仕事がつらい理由を確認する
仕事ってなんであんなに辛いんでしょうね。一日働くだけで夕方にはヘトヘトになります。それなのに深夜まで働いていることもあるんですから、本当に死ぬほどつらい。
あなたも自分のキャパシティーを超えて頑張りまくっていることでしょう。だから「つらい」んですよね。もうね、すべてを投げだしたくなっているかもしれません。
ただ、ちょっと待ってね。
辛い時ほど人って冷静な判断ができなくなっていますし、周りのこと・現状が全く理解できていないことが多いです。ですから、「何がつらいのか?」っていうのを明確化していきましょう。
- 上司がパワハラ気質で辛い
- 業務量が多すぎる
- 給料が安い
- 休みが少ない
- 同僚が協力的じゃない
- 雰囲気がクソ
- 自由度が低い
- 危険な作業が多い
- 病気になる可能性がある
職場によって辛いことは様々です。まずは紙に書き出して箇条書きにしましょう。
現職について状況整理をしよう
会社を辞めたいという理由を書きだしたら、あなたの状況を客観的に整理することを始めましょう。「辞めたい理由」というのは主観が多いですから、次は客観的な事実を集め整理していくのです。
客観的な事実を箇条書きしたら以下の項目で整理してみましょう。
- 得られているものを確認する
- この仕事で失っていることを確認する
詳しく説明します。
得られているものを確認する
整理すると意外なものが出てくる時があります。特に「すでに得ているもの」に関して人間というのは無頓着です。
あなたが得られているものを整理してみましょう。例えば
- お給料(月換算でも年換算でもいいですよ!)
- 今後得られるであろう収益(上司を想像して予想してみましょう)
- お休みの数
- ステータス(その会社に所属するだけで人目おかれるとか、周りにうらやましがられるとかですね)
- 将来の安定度(市場が発展する場所なのか、倒産しにくいのかなど)
- 専門的な知識(ここで仕事をすることで専門家になれるかどうか?)
- 就労環境(文房具、高熱水道費などどれくらい使えるか?)
- 出張、外で自由に活動できる回数
ざっとこんなものでしょうか。あなたが得ているプラスのものがあれば、「得ているもの」として仕分けしましょう。
この仕事で失っていることを確認しよう
次は今の仕事をすることで失っていることを整理しましょう。例えば
- 自由な時間
- 成長できる時間
- 体力
- 精神力
- 心のエネルギー
- 健康
- チャレンジする機会
- 家族との時間
他にもたくさん出てくるかもしれません。可能な限り書き出してみてください。
自分で変えられる部分があるか確認しよう
結構書き出したと思います。少し休憩してもいいですね。
余力がでてきたら次の作業に進みましょう。次は「失っているもの」の中から自分で変えられる部分がないか考えてみましょう。例えば
- 時間を失っているケース
→残業時間を減らすことはできないだろうか?
→自分のために使う時間を捻出できないだろうか? - 体力を失っているケース
→体力を消耗せずに仕事を消化する方法はないだろうか?
→体力を失っても大丈夫なくらい体力をつけることはできるだろうか? - 精神力・心を消耗しているケース
→精神力・心を回復する方法はないだろうか?
→精神力・心が消耗しない環境に移れないだろうか? - 家族との時間を失っているケース
→家族との時間を捻出する時間はないだろうか?
実現できるかできないかは一旦脇に置いておいて、方法をすべて書き出しましょう。書き出した後に、それぞれの案に「実行難易度」をつけておくといいですね。
生活が成り立つなら辞めるのも一つの手
「辞めたい理由」「仕事から得ているもの」「仕事で失っているもの」「失っていても自分でリカバリーできるもの」を整理すると現在の状況が大体見えてくると思います。
この情報を総合的に整理しても「辞めたほうがいい」なら「離職する」のも一つの手です。
あなたの身体が一番の財産です。壊れてしまっては元も子もありません。何も打つ手がないならば、思い切ってやめてしまうのも一つの手です。それによって失うものがあったとしても、命よりも大切なものはありませんからね。
少し余力があるなら次の転職先も決めておけるといいですね。有資格者などなら転職先はすぐにみつかることでしょう。昨今はどの産業・業種も人手不足ですから、求人は山ほどあります。ただ、ちゃんと良さそうなものを選びましょう。
休む権利があることをお忘れなく
仕事から得られているものが大きくて辞めることができない。その上で「自分で変えていける部分が皆無」であるなら「休む」というのも一つの手です。
まじめで頑張り屋さんなあなたのような人は「休む」なんて選択肢はないでしょう。周りに迷惑をかけてしまう、怒られてしまうって考えて「休めない」と思っているかもしれませんね。
安心してください。あなたが思っている以上に会社って休めます。周りに迷惑をかけるかもしれませんよ。怒る人だっているかもしれません。それでもね、守るものがあるなら「休む」という選択肢を選ぶ勇気も必要です。
このまま無理して頑張っていたってメンタルヘルス疾患を発症して結局休むことになりますからね。
頼れる人・優しい人へも聞いてみよう
「どうしよう」「どうしたらいいんだろう」「自分じゃ決められない」って一人で抱え込んでいるあなた。それが自分を苦しめている原因の一つです。
周りに相談しましょう。辛いんだって発信しましょう。頑張り屋さんのあなたのことなら周りも親身に考えてくれますよ。
どうしたらいいのか一緒に検討してくれるかもしれません。状況が詳細にわかっている人がいれば、より具体的で有効な手段を提案してくれるかもしれません。
相談するのは無料ですよね。失うものはありません。相談してみてくださいね。
まとめ
何よりも優先するのはあなたの身体、命です。その危険が迫っているなら有無を言わさず休みましょう。回復してから検討する。それが答えです。
まだ余力があるんだ。大丈夫なんだ。って場合は、まずは状況を整理しましょう。むやみやたらに転職しても、さらに環境の悪い職場に飛び込む可能性もあるんです(私の経験談です(笑))
転職して給料も下がって環境も劣悪で人間関係が死ぬほど悪い場所に行く前に、自分の今の状況を冷静に整理し周りに相談してみましょうね!