仕事ではいろいろな人と連携をとらなければいけません。関わる人が多いと人間関係トラブルも起きやすいですね。
「マウンティング」を取ってくる人と仕事をすると大きなストレスが生まれますよね。毎日あなたは疲弊しているんではないですか?そんなあなたのためにマウンティングする人の心理と対策法を5つ紹介します。
「マウンティング」とは?
マウンティングとは、「馬乗り状態」のことをいいます。動物などがおこなう行動で「相手より自分が上だ」と示す行動ですね。
人間では「馬乗り状態」になることはないですよね。ただ、「自分の方が上!」と主張してくる行動をする人がいます。こういう人たちの行動を俗語で「マウンティング」と呼ぶんですね。
「マウンティング」は「マウント」と呼ぶこともあります。
「マウンティングしてくる」「マウントをとる」などの使い方が多いですね。常にマウンティングしてくる人などは「マウンティング野郎」と呼ばれることもあります。
マウンティングしてくる人の心理
マウンティングしてくる人は「自分で自分を肯定できない弱い人」です。
自分で自分を認められないため、異常に他人に認めてもらいたがります。そのため、自分より下だと思って人間に「マウンティング」して自分の存在を誇示するんですね。
マウンティングしてくる人への対策法
本当は弱いのに強く見せてくる「マウンティング野郎」には、5つの対策で挑みましょう。間違ってもあなた自身が疲弊しないように注意してくださいね。
【対策1】受け流す・認めてあげる
マウンティングしてくる人は「承認欲求が過剰に不足している人」ですから、求めている通り認めてあげましょう。
自分が欲しいものをもらえることで「マウンティング」は終了する可能性があります。あまりにマウンティングしつづける(自慢し続けたり、あなたを貶し続ける)ようなら受け流しましょう。
「そうなんですね。へぇ~。凄いですね」なんて言いながら、その場から離れてしまうのです。
優しいあなたは「受け流し」を「無視した」と認識し、「相手に悪いことをしてしまったかもしれない」と思うかもしれません。
でも、ちょっとまってください。最初に嫌なことをしてきたのはマウンティング野郎です。そこを忘れないでくださいね。
相手に嫌なことをされたから受け流した。そんなあなたは悪くはありません。
【対策2】関わりたくないとやんわり伝える
あまりに非常識にマウントしてくる人には「あなたに関わるのが嫌だ」と伝えることが大事です。ただ、「マウンティングしてくるの辞めてくれないか?」なんていったら喧嘩になってしまうので言葉選びは注意しましょうね。
「今時間がなくて、お話しできないんです。ごめんなさい」とか「また、今度教えてくださいね」とかが無難ですね。これをつづければ「あなたとは関わりたくないのだ」ということは伝わるでしょう。
プライベートの話ばかりしてくる場合は「仕事場であまりプライベートに話はしたくないんですよね。」なんて伝えるのも一つの手です。
【対策3】仲間を作る(マウント被害者の会)
マウンティングをしたがる人は「自分より下だと思っている」人間にちょっかいをかけてきます。「自分より下」と思われる理由は「気弱」とか「優しい」という個人的な性格だけではありません。
「いつも一人でいる」「頼れる人がいない」という孤独、もしくは、一人を好む人も「自分より下」認定されやすいです。
そのため、「自分より下」と認識されないためにも仲間を作ることも対策になります。
強烈なマウンティングをする人ほど被害を被っている人が沢山いますから仲間は作りやすいですよね。マウンティングされたら、その場から連れ出してくれたりする仲間ができたら尚更心強いですね。
【対策4】マウンティングし返す(諸刃の剣)
もし、あなたが「優しい性格」であり「反撃もできる強者」であるならば反撃するのもおすすめです。
マウンティングしてくる人というのは「自分より下」の人にマウントを取る生き物です。なので、「お前より上」と顕示することで相手のマウンティングを止めることができます。
嫌味の一つでも言い返してやればマウンティング野郎は口をつぐみます。マウントする人って「自分で自分を認められない人」ですから人からの攻撃耐性はあまりありません。
ただ、相手が卑怯な手も辞さない人の場合は注意が必要です。あらぬ噂を言いふらされて、あなたが悪者になる可能性もあります。反撃するのは最終手段が良いかもしれませんね。
【対策5】上司・先輩に相談する
もう我慢できない、仕事も手につかない、という場合は、率直に上司や先輩に相談しましょう。
上司や先輩というのは社員のマネジメントも業務の一つです。あなたが苦しんでいることがわかれば対策を打ち立ててくれるかもしれません。
すぐに何とかすることができなくても大きい会社なら配置転換などを検討してくれるかもしれません。他にも被害者がいれば上司からマウンティング野郎へ厳重注意することもあります。
離職も辞さないほどの大きなストレスがあるならば一度周りの人には相談しましょうね。
上司や先輩たちがハラスメント野郎だったら相談は逆効果です。そんな職場なら転職するのも一つの手ですからね。今のご時世、転職するのは普通のことです。転職していない人の方が珍しいくらい。
苦しい環境で身を削って働く必要性はありません。今日から求人と睨めっこしてより良い条件の職場へうつりましょう。
可能ならスキルアップして転職するのがおすすめですよ
まとめ
最近はマウンティングする人が増えてきている印象ですね。昔から一定数の人はいたんですが、些細なことでもマウンティングしてくることが増えまいたね。
SNSなどが普及してキラキラした生活をしなければいけない!なんて思っている人が増えたのが原因かもしれません。情報が多すぎるのも自分を肯定できなくなる理由の一つですからね。
今のあなたは大事で素敵なものをたくさん持っています。マウンティングしてくるような奴のせいで、宝物をもっていることを忘れてほしくありません。
マウンティングしてくる奴に遭遇したら「あぁ可哀そうな奴だね」くらいに思って受け流してやりましょう。間違ってもあなたが巻き込まれて「自分はダメな奴」なんて思わないでくださいね。