不調のときはニュース番組を制限するべき?うつ病を悪化させない方法

弱っている人へ
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先日、無料相談にて「ニュース番組を視聴すると体調が悪化するという情報を聴いたのですが本当ですか?」と質問されました。この知識については誤解をしている人がおおいので今回しっかり説明していきたいと思います。

ニュース番組は見てもよい

結論から言いますが、ニュース番組はみてもいいです。ニュース番組を見たからといって、うつ病をはじめとする精神疾患・精神障害がかならず悪化するなんて研究結果はありません。

ただ、人によって体調不良のきっかけとなる場合があるというのが正しい情報です。

ですから、不調のときなだらだらとニュース番組をみない。具合が悪いならスマホなども手放し情報制限をする。

調子がいいならニュース番組をみてもいい。むしろ、見ながら自分の不調となるキーワードが何かを探す手掛かりにする。

こういう使い方が正しいです。

ニュース番組がうつ病を悪化させるケース

では、どのようなときにニュース番組が悪影響を与えるようになるのでしょうか?それは、あなたにとってストレスを受けやすい情報がながれた場合です。

例えば、いじめが原因でうつ病を発症したとしましょう。そうすると「いじめ」関連のニュース情報がながれてきたときに無意識のうちで自分のいやな体験が頭の中でリピートされ始めます。

この体験を克服しておりストレス耐性がついていれば体調はくずれません。しかし、克服していない状態であれば体調が悪化する可能性があるのです。

人間というのはさまざまな情報から勝手に思考を開始します。これを自動思考というのですが、この自動思考が自分を苦しめる内容である場合、非常に大きなストレスとなります。

もし自分を苦しめる自動思考に気づけた場合は、認知行動療法などで苦しめている固定観念を変えていけるようにしましょう。

何もかもダメというのはNG

上記のように悪化させる可能性は必ずあります。ですが、悪化する可能性があるからと情報をすべて遮断するのは正しい対処法ではありません。

なぜなら、人は使わない機能はどんどん使えなくなっていくからです。

ストレスを過剰に避けると、非常に些細なことでも耐えられなくなっていくのです。

不調になるキーワードに触れる機会が減ると、そのキーワードへの耐性はどんどん弱くなります。そうなると日々の生活の制限は増えていきます。結果、好きなことを好きなようにやることはできなくなってしまうのです。

そうならないためにも、不調のキーワードとなるものはストレス対処法を身につけ徐々に受け流せるようになる必要があります。

よって、上記で説明した調子がいいときは好きして不調のときに制限する。という対策が一番いいのです。

本質を見抜いて過ごしやすい生活を手に入れよう

急性期など体調が非常に悪いときはストレス源を減らさなければなりません。しかし、回復に向かっているときにはストレス耐性を高めていくトレーニングも必要になります。

無駄に負荷をかける必要はありませんが、日常生活を豊かにするストレス源に関しては対処策を得ていくことが有効です。

特にニュース番組などは社会の変化や世の中のことを発信している大事な情報でもあります。知っておかないと社会生活をするときに不便な機会も増えるでしょう。

今の自分の状態を把握しながら、調整していってくださいね。

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